>> P.48
-3-接継手外観です。表3に溶接継手の水素量測定結果を、表4に同時実施したJISZ3118:1992準拠の水素量測定結果を、それぞれ示します。このように、試作捕集容器を用い、実際の溶接継手の水素量測定ができることを確認しました。また、溶接継手では、JIS法による試験結果と比較して、溶接の全所要時間が長くなるほど水素量が低下しています。これは、溶接継手では、高温に保持される時間が長くなるほど拡散性水素が大気中に放出するためと考えられます。今回の試験結果は、十分に予想されたことですが、溶接部が高温に保持されるほど拡散性水素量が低減することが改めて明確になったものです。このことから、溶接時の低温割れ防止として、予熱・パス間温度を管理したり直後熱を実施することが有用であることが分かります。また、水素脆化の防止対策は様々な検討が行われていますが(例えば、Tiの添加。ただし、問題点もある)、ページ数の都合上、別の機会に譲りたいと思います。SML図1市販の捕集容器図2試作捕集容器図4硝子ビーズによる容積減少方法図3試作捕集容器を用いたガスクロマトグラフ装置による水素量測定状況