>> P.11
-2-WH図1梨形ビードと凝固割れ発生位置図1梨形ビードと凝固割れ発生位置凝固割れ破面>凝固割れ破面はどのように見えるかを炭素鋼の構造物に生じた凝固割れ破面を用いて紹介致します。凝固割れ破面は、割れ発生温度域によって違う見え方になります。これは、割れ発生時の融液量(高温域の方が融液が多い状態)の違いによるものです。高温域~低温域での凝固破面を・ゴツゴツした様相を示しています。破面にはセル状樹枝の2次枝の突起が顕著に見られます。*中温域で生じた破面:写真2・高温側と比べて、柱状晶の成長方向に平行な1次枝のくぼみが見え始め、2次枝の突起が不明瞭になり始めています。*低温域で生じた破面:写真3・全体にのっぺりとした破面であり、1次枝のくぼみがわずかに見えるが2次枝の突起はほとんど見えなくなっています。また、破面には小さな穴が多数観察されるようになります。この穴は微量の残留融液の存在を示すものです。高温域で生じた破面:写真1*写真1~3に示します。<写真1高温域の凝固割れ破面写真2中温域の凝固割れ破面