試験・調査報告


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≪試験方法≫①図1に示すように試験片にき裂発生用の極めて脆い溶接ビードを置いて、これに切欠きを付けます。溶接ビードは、クラックスタータービードと呼び、自然き裂を想定したもので、認定を受けた専用の被覆アーク溶接棒を使用します。②次に、試験片を受け台に載せ、重りを落下させます。落重エネルギー(重りの質量×落下距離)は、材料の耐力に応じて、ASTME208に規定されています。-2-WTLクラックスタータービード切欠き試験片寸法(mm)試験片P1P2P3T251916規格ASTME208W905050L360130130き裂落重エネルギー試験片受け台ストッパー落重試験図1≪評価≫落下させると、ビードの切欠き底部に脆性き裂が発生し、試験片の横方向に伝播していきます。もし、切欠き底部にき裂が発生しない場合は、試験が無効になります。試験温度が高い場合は、き裂は試験片の途中で停止しますが、試験温度が低くなると、き裂の一方、あるいは両方が試験片の端部まで達します。試験片が2つに分断しなくても、この状態を破断と呼びます。5℃間隔で試験して、試験片が破断を始める温度がNDT温度となります。試験片の分類とNDT温度の決定法の一例を表2に示します。NDT温度より高い温度では、小さな欠陥であれば降伏点相当の応力が作用しても脆性破壊は伝播しません。NDT温度より60゜F(33℃)高い温度は、FTE(FractureTransitionelastic;弾性破壊遷移)温度と呼ばれ、二重引張試験のき裂伝播停止温度に相当します。


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