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図6窓形拘束溶接割れ試験での低温割れ評価例4)y形溶接割れ試験、窓形拘束溶接割れ試験を問わず、前述のとおり、低温割れ試験は評価する溶接施工の必要最低予熱温度を調べるために用いられることが一般的です。室温以上の予熱・パス間温度は、ガスバーナーやパネルヒーター、y形溶接割れ試験体のような小型のものであれば熱処理炉などを使用することで管理できます。一方、室温以下で低温の予熱・パス間温度管理を行うためには、溶接環境の温度(外気温)を、対象の予熱・パス間温度以下にする必要があり、室温(場合によっては湿度)が管理できる大型の環境試験室内で試験溶接を行う必要があります。おわりに本稿では、低温割れの評価方法を解説しました。低温割れは3大要因の複合的な影響で発生するため、5節で紹介した低温割れ試験の実施だけでなく、得られた結果を低温割れ感受性指標と照らし合わせて評価する必要があります。当社では大型環境試験室を用いた各種低温割れ試験、および低温割れ感受性評価に必要な各種試験(硬さ試験、化学成分分析、拡散性水素試験、非破壊検査、段削り試験)の実施が可能です。低温割れのご相談がございましたら、お気軽にコベルコ溶接テクノまでご連絡ください。最後に、本稿が低温割れ評価にて皆様の一助となれば幸いです。<参考文献>1)溶接学会・日本溶接協会編,溶接・接合技術総論,産報出版(2016),1542)杉野:溶接割れ試験,ぼうだより技術がいど,53-1(2013),33)渡邊ら:高強度厚鋼板の低温割れ感受性に及ぼす拡散性水素量の影響,溶接学会全国大会講演概要,100(2017-4),3014)迎井ら:拡散性水素低減プロセスによる高張力厚鋼板の低温割れ抑制,溶接学会論文集,38-1(2020),41-51コベルコ溶接テクノ(株)木下雄太2021Summer20