新人営業マンのための溶接基礎講座


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※本稿は掲載当時の情報です。詳しくは(株)神戸製鋼所にご確認ください。新人営業マンのための溶接基礎講座「溶接現場用語とそれに関連する神鋼銘柄について」第回『ノロ、カス』本ページでは、新人営業マンのための溶接基礎講座と題しまして、新人営業マンの方々が現場に行かれて戸惑うであろう『現場用語』について解説するとともに、それに関連する当社の溶接材料の特長について説明しています。第回は『ノロ、カス』を取り上げます。溶接作業で発生するスラグのことを溶接現場で『ノロ』または『カス』ということがあります。『この棒はカスがとりやすい』とか『このワイヤはノロがかみやすい』といったふうに使われます。『ノロ』や『カス』という言葉は、製鉄における鉄滓(てっさい)からきています。製鉄材料である鉄鉱石、砂鉄石などに含有している不純物や炉壁の溶出物からできており、これを取り除く作業を「ノロかき」、あるいは「ノロ出し」というようです。「スラグの出ない溶接ワイヤはないのか」という質問を受けることがあります。確かに溶接後は邪魔者ですが、溶接中は重要な役割を果たしています。以下にスラグの重要な役割をつ上げます。①溶接金属の表面を覆い、酸化、窒化を防ぐとともにビード外観をきれいにしたり、冷却速度を遅くし、溶接金属の硬化をやわらげます。②スラグの粘度や比重により、各姿勢の溶接を容易にします。それではこのつの役割がポイントの当社の溶接材料を紹介します。()被覆アーク溶接棒『B-』特に下向および水平すみ肉溶接において良好な作業性を有する高酸化チタン系溶接棒です。アークは安定し、スパッタが少なくスラグのかぶり、はく離性が良好です。溶込みは浅く、光沢のあるビードが得られますので外観を重視する薄板、軽写真DWBFのビード形状(.!φ)[溶接条件:〜A-〜V-cm/min,脚長:mm]360〜370A(1.4φ)310〜330A(1.2φ)320〜330A(1.4φ)脚長はマクロ試験片より測定1211109876上脚長(mm)1020304050溶接速度(cm/min)図DW-BFの溶接速度と脚長の関係9|年月号(冬号)


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