春の白川郷-合掌造り

春の白川郷-合掌造り

合掌造りの民家が肩を寄せ合い、四季の彩りを魅せ-岐阜県白川村

世界文化遺産に登録されている合掌造りの里は、岐阜県白川郷の萩町合掌造り集落と富山県五箇山の相倉・菅沼の合掌造り集落で構成されています。豪雪地の庄川沿いに点在し、深い山と川の間のわずかな土地に肩を寄せ合うように集落をなしており、勾配が60度近くもある急勾配の茅葺き屋根はいずれも妻を南北に向けています。それは、屋根に満遍なく日が当たるように冬の融雪と乾燥を促進させるため、集落が南北に細い谷にあり、それぞれの方向から強い風が吹くので、風を受ける面積を少なくするため、逆に夏は窓を開放して風を吹き抜けさせることで夏蚕が熱さにやられないようにするため、という三つの効果が指摘されています。豪雪地の風土から生まれた集落は、重伝建地区に選定されています。

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