特集

2018年度 神溶会全国総会 京都にて開催


5月8日(火) 京都ホテルオークラにおいて、神溶会全国総会が開催されました。神溶会会員である指定商社・地区指定商社の代表、当社溶接事業部門の幹部ほか総勢約90名が参加致しました。

総会は、本年4月に当社溶接事業部門長に就任した常務執行役員 山本 明の挨拶に始まり、当社商品の拡販と神溶会活動への参画への御礼、当社中期目標“アジアナンバーワン” 達成に向けた国内事業での活動方針と神溶会への期待を述べました。

続いて、神溶会会長 溶接事業部門マーケティングセンター長 有園 博行より、全国の営業概況と自動化ニーズに対応した新商品開発、本年度上期に実施する神溶会“BEYOND GENERATIONSキャンペーン” の概要と、鉄骨向け新商品の説明がありました。

特別講演は、人間国宝 桂 米朝のご子息で、現在上方落語協会副会長を務められる五代目 桂 米團治様による落語「子はかすがい」と、会社組織を円滑にする会話のコツと重要性を、笑いを交えて講演頂きました。

最後に神溶会会員各位を代表して、地区指定商社 山内酸器株式会社 山内二郎代表取締役社長より「神戸製鋼さんのお力を最大限にお借りしながら、神溶会会員の皆さま方が一丸となって、この「BEYOND GENERATIONSキャンペーン」を盛り上げていきたい」とご挨拶を頂き閉会となりました。

2018年度 神溶会全国総会 式次第
2018年度 神溶会全国総会
山本 明 氏
株式会社神戸製鋼所
常務執行役員
溶接事業部門長
山本 明 氏

今年4月1日より輿石に代わりまして、溶接事業部門長に就任いたしました。皆様方には公私共に御多忙の中を遠路神溶会総会にご出席賜り、誠にありがとうございます。また日頃は当社溶接材料ならびに溶接ロボットシステムの拡販、神溶会の諸活動に積極的にご参画頂き、重ねて厚く御礼申し上げます。

まず、昨年10月8日に発表した品質不適切行為についてお話しさせて頂きます。お客様はじめ、神溶会の会員各社様には、大変なご心配とご苦労をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

既に公表させて頂いております通り、溶接事業部門の製品は無事JISの再審査による認証を継続し、ISO9001も更新することができました。また、検査証明書に関しての自主点検結果に対し、その適正性を外部調査委員会でも確認頂くことができました。

外部調査委員会の調査期間中、私どもに対して、多くのお客様から「溶接事業部門の製品を信じているので頑張って下さい」と多数の励ましを頂きました。このお言葉は私どもにとって大いに励みとなり、なんとか乗り越えて来ることができました。これは神溶会会員の皆様からお客様に「溶接事業部門の製品は問題ない」ことを丁寧にご説明頂いた結果と心より感謝しております。お客様、会員の皆様から頂いたお言葉を忘れず、そして、KOBELCOブランドを信頼頂く皆様の期待を絶対に裏切らぬよう、今回の点検結果に安堵することなく、「品質憲章」のもと、誠実、真摯に対応してまいります。

さて、先月末神戸製鋼グループ全社の2017年度業績、2018年度業績見通しが発表されました。

2017年度の全社業績は3年ぶりに黒字となり、溶接事業部門もほぼ当初の見通しどおりの連結経常利益49億円を確保することができました。海外事業は韓国・中国を中心に市況が悪く苦戦いたしましたが、国内需要は全般に底堅く、特に建築鉄骨向けロボットシステムやそれに搭載するソリッドワイヤの需要は好調を維持することができました。

次に2018年度ですが、今年は神戸製鋼グループの5ヶ年の中期計画「KOBELCO VISION Gプラス」の折り返しにあたります。素材系・機械系・電力事業の3本柱を盤石な事業体として確立するという全社計画のもと、年度予算を策定いたしました。しかし事業環境は決して楽観視できない状況にあります。国内では、造船は船腹過剰から大幅な受注減となった2016年度からは回復するものの、依然として大幅な回復には至らず、大手を中心に建造スローダウンが進むものと予測されます。自動車も前年度ほどの新車投入効果が見込めない状況です。一方で継続して期待しておりますのは建築鉄骨です。残業規制・図面遅れ等あり、年間の鋼材需要量は、520~530万トンをなかなか超えない状況ではありますが、案件数は豊富にあり、高原状態が続くと予測しています。海外では、世界鉄鋼協会が4月下旬に発表した鋼材需要見込みでは、アメリカとインドの牽引により2年連続で過去最高を更新する見通しと報じていますが、溶接事業部門の得意とする韓国・中国の造船、これにアセアンを加えた海洋構造物市場は依然として厳しい需要環境が継続するとみています。

このような中、溶接事業部門の中期戦略に対する進捗をご報告させて頂きます。

まず1つ目が、「溶接ソリューション事業の追求」です。中期計画通り着実に進捗していると考えております。国内では建築鉄骨向けでREGARC™によるロボットとソリッドワイヤの拡販を継続して推進する中、昨年10月に発表しました造船向け大組立システムや、12月に事業継承した小型可搬型溶接ロボット「石松」、そして先日の国際ウエルディングショーでも紹介いたしましたREGARC™プロセスを搭載した「石松」を開発するとともに、北米でも建築鉄骨向けロボットシステム初号機を導入頂きました。このように私どもは、当社の持つ溶接技術のもとロボットと溶接ワイヤを組合せた提案を推進し、溶接工程の「生産性向上」に寄与する自動溶接の適用範囲拡大に取組んでいます。

2番目は、「アジアナンバーワンへの道筋」です。これについては種をまき始めたところであり、今年度の取組みが大切になると思っています。アセアン市場においては、地域ニーズにあった電弧棒の新商品開発を進めており、とりわけターゲットとする新興国には神溶会のような流通網との強固な関係構築や、日本式のカスタマーサポート巡回を継続することでKOBELCOブランドの浸透に努めて参ります。中国市場に対しては、当社の技術を認めて頂ける付加価値品の増販と汎用品分野への展開に努めて参ります。

これら海外戦略を図る上でアジアナンバーワンに向けた活動の基盤となるのはやはり「国内事業」です。事業の軸足として盤石にしていく出発点こそ、商品戦略を軸としたマーケティング活動の積極推進だと考えております。5月からの神溶会拡販キャンペーンでは、活動を通じて重点商品の市場浸透を図り、より多くのお客様のご要望を見聞きし、「お客様の状況を知って課題解決につながる提案」を図って参ります。

ここで一言補足させて頂きたい点として、溶接ソリューションはお客様の溶接に関わる課題を解決するものであり、ロボットなどによる自動化だけではありません。例えば電弧棒は減少傾向にありますが、利便性の意味では現在においても素晴らしい施工法と考えております。ワイヤも今の形が一番いいのかを絶えず考えたく思います。溶接を取り巻く環境は変化しており、お客様のニーズもそれに伴い変化していくと思います。変化を敏感に捉え、お客様のニーズにマッチした商品提案で、差別化、付加価値の向上に努めて参ります。

粕谷、輿石と受け継いで参りました「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業を目指す」思いは私が事業部門長に就いても揺るぎはありません。KOBELCOブランドを信頼頂けるよう、高いものづくり力、安定した品質の製品、サービスを提供することが私どもの責務と思っております。お客様や神溶会会員の皆様のご期待に応えるべく、引き続き精進を重ねてまいりますので重ねて御指導御鞭撻の程、お願い申し上げます。

神溶会各社の益々のご繁栄と、皆様方の益々のご健勝を祈念申し上げ、挨拶に代えさせて頂きます。

営業概況報告

有園 博行


神溶会会長
株式会社神戸製鋼所
溶接事業部門
マーケティングセンター長
有園 博行


平素は、神溶会活動に対し、会員の皆様から、深いご理解とご協力を賜り、誠に有難うございます。全国の営業概況につきまして、ご報告をさせて頂きます。


1.全国の溶材需要および主要業種の動向

1-1 国内の溶材需要動向

下は、国内で販売される溶接材料の需要を、全メーカーの出荷量と輸入材の通関統計から試算した半期毎の数量推移です。

溶接材料の需要は、ここ3年間ほどは多少の山谷はありますが、ほぼ半期13万トン強、年間で26~27万トンの範囲で推移しています。東京オリンピック開催決定以降、大きな需要の期待を持っていましたが、溶接材料に関しては、安定的に推移しています。


1-2 主要業種の動向

(1)鉄骨

緑の棒グラフが鉄骨需要の年間推移です。先ほどの溶接材料需要の折れ線グラフを並べますと、ほぼ同じような動きです。2013年以降は、ほぼ500万トンを少し超える程度の鉄骨加工量が続いています。2006年の鉄骨は733万トンありました。それが2009年のリーマンショック後に、391万トンまで落ち込み、その後回復し500万トンレベルを続けているのが現在ですが、ほぼ全国的に『高い稼働水準である』、『忙しい』という声が聞かれます。リーマンショック以降に、相当人もユーザーも減少した、あるいは最近の働き方改革等で見られる“労働時間の制約等” によって、生産能力いっぱいというのが現状ではないかと予想します。

鉄骨加工量は、ここ2年間、統計上は堅調な推移です。全国的には昨年度後半は2年前の7%アップ、地区別に見ますと、関東地区は勿論、北海道、東海、九州地区でも、10%以上のアップという状況です。首都圏以外でも、全国的に都市部の再開発案件を中心に鉄骨需要をけん引している模様です。

この建築鉄骨は、2018年度も530万トン台を見込んでおります。鉄骨ファブの生産能力だけでなく、設計図面の製作、鋼材の供給面など、鉄骨加工が遅れる要因は様々ですが、いずれにせよ鉄骨加工能力自体はほぼ限界にあり、2018年、2019年もこの水準が続くと予想しております。


(2)自動車

2017年度の生産台数は、確定値ではありませんが、963万台と前年比約3%アップの状況です。ここ2年間は熊本地方の震災、燃費データ不正等、減少要因も続きましたが、昨年度は新型車の投入効果や輸出も好調であったことから2014年度の水準に回復致しました。

2018年の国内での新車販売は、新型車の投入効果の一巡や北米・中国等輸出のピークアウトを予想し、生産台数は前年比微減の945万台と予想しています。


(3)造船

2016年には需要環境の悪化に加え、2014、2015年の駆け込み需要の反動から受注量が大きく減少しました。2017年は、中国、韓国の受注は前年の2~3倍に回復していますが、船価、海上輸送とも低迷する環境から、日本の新規受注は苦しい状況が続いております。但し、国内の竣工量・建造量は横這いまたは微減の推移です。現在、国内造船は特に大手を中心に、2019年線表の受注に苦戦しているところが大半です。次第に生産面への影響、線表の引き延ばし、外注取り込みなど、先々は減少傾向が続く見通しです。更に、大手造船重機各社での経営悪化から事業構造の改革、中小造船でも再編のニュース等が相次いでおり、今後の業界地図の変化を注視する必要があります。


さて、それぞれの業種別の2018年度の景況感予測をまとめてみます。1年前の2017年度上期を100とした伸び率で示しています。唯一期待できる建築鉄骨。需要に加工能力が付いていけていない部分があり、さらに増える可能性もあります。造船は徐々に減少傾向が続き、自動車も通年では微減とみています。これら業種別の動向から、溶接材料の国内の需要全体では鉄骨向の上振れを期待したいところではありますが、造船での加工量減少、自動車生産台数の微減もあり、通年では、前年比微増の274千トンと予想しています。


2.2018年度営業活動、神溶会活動について
-神戸製鋼の商品企画と拡販活動-

2-1 新商品開発

(1)建築鉄骨

まずは、建築鉄骨業種です。この鉄骨需要、今後の動向が気になるところです。東京オリンピック関連需要は少し期待外れの感もありますが、首都圏をみますと、丸の内、大手町、虎ノ門等、アジアのヘッドクォーターを目指した『国家戦略特区』の再開発案件は2020年代まで予定されており、大型案件の計画は継続すると言えます。

一方、この業界の深刻な問題が、人手不足です。

建設業の就業者は、2014年の統計では55歳以上が約3割強、29歳以下の若年層は約1割と、年々高齢化が進行しています。これが2025年になると、高齢化による退職に加え、若手中堅層の離職、新規入職者の減少から、業界全体で約3分の1の労働者が不足するとの予測があります。

建築鉄骨に求められるニーズは、ひと昔前では鉄骨の強度など品質面が主でした。阪神・淡路大震災以降、鉄骨に関する品質基準が厳格化され、それに対応した鉄骨専用の溶接ワイヤが開発されてきた経緯があります。更に人手不足という課題が大きくクローズアップされ、品質面に加えて効率化・自動化ニーズが求められているのが昨今の状況です。


昨年12月には、『石松』シリーズでおなじみの小型可搬型ロボット事業を継承致しました。従来の据付け型の鉄骨ロボットシステムとは異なり、人間が手で持ち運びながら複数台を同時に操作するという機動性のある簡易型の自動溶接装置です。これに、『REGARC™の溶接プロセス』を搭載していくというのが、今年度の新商品企画です。従来の『石松』にREGARC™専用電源を接続し、専用ワイヤFAMILIARC™ MG-56R(N)を搭載することで、更に高能率・高品質な低スパッタ溶接を実現、鉄骨溶接における自動化・コストダウンの領域を更に拡大することが狙いです。

また、これまでの溶接自動化は造船橋梁でのラインウェルダや鉄骨の柱大組立など、工場建屋内で据付けられるいわゆる生産ラインですが、この可搬型ロボットにREGARC™を組み合わせる事により鉄骨建方や橋梁架設の現場、造船の外業部門など、屋外での人の手による溶接個所に対し、機動性を活かした効率化・自動化へ適用範囲を広げていく可能性が見えてきました。


(2)造船

建築鉄骨同様に、人手不足という大きな課題を抱えています。

また造船産業は、かつて世界に誇る日本の代表産業であったのですが、建造シェアの面では中国、韓国の後塵を拝する状態がしばらく続いています。

しかし、工場規模も大きく、地域産業・雇用の面で、地方経済への影響も大きいため、国家政策として造船産業の世界的競争力の復活を目指しています。

当社の取組みとして、今回のウエルディングショーでも出展しました大組立ロボットシステムを改めて紹介します。造船は、様々な形状の鋼材を組立てた複雑かつ巨大な構造物であり、溶接の自動化に関しては限界がある状態が長く続いていました。

これらの課題を解決したのが今回の造船用のロボットシステムです。

溶接ロボットを小型化し、工場内の天井クレーンで移動させます。また、設計図面のCADデータを利用することで、ロボットへの教示を瞬時に行うなど、様々な新しい開発要素を取り入れた新システムです。造船の製造工程は、膨大な労働力が必要とされ、溶接の効率化・自動化ニーズに対し神戸製鋼も長く関わってきました。これまでの造船業種における溶接ノウハウを活かし、更に、周辺の最新の技術も活用し、この業種でのソリューション提案にチャレンジを続けてまいります。

さて、人手不足への対応・コスト競争力強化を目指した自動化は、鉄骨・造船ともに喫緊の課題です。また、自動車業種においても燃費向上・軽量化から異種金属の接合等を含めた高品質化が進み、溶接ニーズへの対応はもはや溶接ワイヤだけではなく、溶接装置・設備も含めたソリューション提案が今後ますます必要とされます。ここに神溶会がどう関わっていくか、今後の課題でもあります。


2-2 神溶会「BEYOND GENERATIONSキャンペーン」

キャンペーンタイトルにあります『BEYOND GENERATIONS』、『世代を超えて』が直訳ですが、これまで世代を超えて日本のものづくりとともに歩んできました神鋼棒・神鋼ブランドで、更に次世代のものづくりにも貢献していく、そんな自負と意気込みを込めております。拡販対象業種は鉄骨業種に絞りました。この人手不足・効率化への提案・拡販活動を行い、会員各社様での、鉄骨業種向け営業力の強化を図るというのが活動の目的です。活動期間は、この5月から9月までと致します。また、各地区神溶会で拡販コンテスト形式とさせて頂き、本年下期に結果発表、成績優秀店様を表彰させて頂きます。また、活動として新商品に関する勉強会等を実施致します。今回新たな試みとして、鉄骨ロボットシステムに関する勉強会を行う計画です。


拡販重点商品は、先ほどお話ししました、鉄骨ロボットシステム、陸上向・鉄骨向のFCW、更に、鉄骨向ソリッドワイヤでは、従来品から更に送給性を改良し、低スパッタを実現した『New FAMILIARC™ MG-56』です。FCWにつきましては、造船向けというイメージがありますが、鉄骨業種でも最近の外観重視、効率化ニーズから使用ワイヤの14%を占めるというデータもあり、提案する価値がある商品です。

また、電弧棒でも低水素系溶接棒の新商品FAMILIARC™LB-50FTという銘柄を発売しました。従来の低水素系溶接棒のアークのソフト化、スラグ剥離性を向上したものです。

この溶接棒、従来通りひと箱20kgですが、内装をアルミ包装で2kg少量個別包装とし、開封すれば1日で使い切れる数量で常に乾燥した状態で溶接作業ができるというパッケージとしました。

電弧棒は、大昔は木箱の包装でスタートし、その後は段ボール包装、更に5kgの紙箱が煩わしいという理由で一時期は20kgのバラ包装が人気の時代もありました。ご存知の通り電弧棒の使用量は大幅に減っています。2kgの乾燥不要という包装は、それに対応できるひとつの形なのかどうか、トライアルでもあります。

次に鉄骨業種向け営業講習会です。従来のサポーター制度の鉄骨版である鉄骨エキスパートに加えまして、今回は鉄骨システムに関する講習会を2つ企画しています。

ひとつが、『鉄骨システム ベーシックコース』です。鉄骨ロボットシステムを神溶会代理店様の営業マンの方が独力でPRできるレベルを目指します。もうひとつは『鉄骨システム アドバンスドコース』。

これは新たに売り込むというよりも、既に鉄骨ロボットをお使いのユーザさんの要望、問い合わせに、販売窓口として対応できる知識を持とうという狙いです。

ベーシックコースは、商品知識はもとより、ロボット導入時のコストメリットやロボット購入時に必要な関連法令等の周辺知識もメニューとしています。アドバンスドコースは、ロボットのアフター・メンテに近いレベルの講習会としていますので、ロボットシステムの構造や、よくあるトラブル等、実際に溶接ロボットを前にした実地的な勉強会とする計画です。また、鉄骨省スペース型ロボットシステムを搭載した新キャラバンカー「溶子」を準備しました。先ほどのアドバンスドコースの勉強会だけでなく、皆様の展示会等でも活用していく予定です。

鉄骨業種は、2020年以降も需要の期待が持てる業種でありますが、それと共に人手不足という課題もついてまわります。ここに、チャンスがあり、溶接ワイヤだけでなく鉄骨ロボットシステム、更には『石松』も含め、鉄骨業種における自動化ソリューション提案ができる営業マン・人材育成を図りたいと考えております。皆様のご理解と活動へのご参加をよろしくお願い申し上げます。

今後とも、神溶会活動へのご理解とご協力を最後にお願い申し上げまして、私の報告を締めさせて頂きます。有難うございました。


地区指定商社代表ご挨拶(抜粋)

山内 二郎 様
山内酸器株式会社
代表取締役社長
山内 二郎 様

前事業部門長である輿石副社長には、2015年からの3年間大変お世話になりました。心から感謝しております。大役を引き継がれました、山本事業部門長様、そして神溶会会長である有園センター長様、そして私どもとの二人三脚で、今後とも神溶会を盛り上げて頂けますようよろしくお願いいたします。

また先ほどは、山本事業部門長様から、昨年の品質事案について、信頼回復に向けて非常に力強いお言葉を頂戴致しました。私ども神溶会メンバーも、神戸製鋼さんの商品を引き続き自信をもって、これまで以上に最大限の努力で販売をしていきたいと考えております。

先ほどの営業概況報告の通り、東海地区の鉄骨ロボットシステム・溶接材料が、ここ数年伸びてきております。ただファブさんの加工能力が頭打ちとなってきている中、人手不足、労働環境改善など、課題が山積みです。お客様は、それを補う生産効率化、いわゆるロボットなどによる溶接自動化、効率化がまさに求められています。

そのような中で鉄骨業種を中心に「BEYOND GENERATIONS キャンペーン」の拡販活動が展開されます。多関節型鉄骨ロボットに加え、小型可搬型溶接ロボットの石松事業も継承され、私どもにとって願ってもない業容拡大がなされ、溶接材料も、新商品が多種あります。ユーザの課題解決に向けた技術商品の提案を、これからも積極的に推し進めていきたいと思います。神戸製鋼さんのお力を最大限にお借りしながら、神溶会会員の皆さま方が一丸となって、この「BEYOND GENERATIONSキャンペーン」を盛り上げていきたいと考えております。

鉄骨溶接ロボットシステム搭載
新キャラバンカー
「溶子」

本年5月、新キャラバンカー「溶子」がデビューしました。REGARC™プロセス搭載省スペース型鉄骨コア・仕口溶接ロボットシステムを搭載し、全国各地の展示会、勉強会にお伺いします。
先輩キャラバンカー、東の「溶太郎」・西の「溶次郎」共々、ご愛顧の程お願い申し上げます。
はじめまして、溶子です。
展示会にも、凛々しくデビュー。

出陣式 いざ、出発!
兄貴分‐溶太郎‐溶次郎もよろしくお願いします。

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