溶接110番・溶接レスキュー隊119番


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119番溶接レスキュー隊119番溶接をした動画です。アーク音の違いが判りましたでしょうか。また、溶接直後のビード外観も【写真1】で比較して見て下さい。アーク長の短、適正、長の違い、および表面処理の有無で、ビード際のクリーニングされた幅の違いが判ると思います。アルミニウムの溶接で最も重要なことはこのクリーニング作用が適正か不適正かです。勿論大きい方が良く、シールド状態が健全でビード外観も良く気孔欠陥の発生も少なくなります。クリーニング作用効果を大きくするには①~④までを適正に管理することが最も重要となります。【写真2】はX線性能比較です。母材表面処理を行ってアーク長を短、適正、長と母材表面処理を行わず適正アーク長で行った時の比較です。明らかに前処理をして適正アーク長で行ったものは気孔欠陥が少ないことが判ります。【表1】に今回行った作業比較をまとめてみました。実施工の際に参考としてみて下さい。また、気孔欠陥は季節にも要因があり、夏場は冬場と比較するとブローホール発生が倍になるとも言われるぐらい水分の影響が大きいと言えます。3.おわりに今回は、気孔欠陥に的を当てて説明しましたが、溶接施工上で欠陥を低減する最たる方法は日頃からの作業管理です。母材、溶材、設備の日々点検が品質向上となり作業能率の向上へと繋がります。(株)神戸製鋼所溶接事業部門営業部カスタマーサポートグループ皆川勝己動画5アーク長適正(表面研磨無し)母材表面処理溶接条件光沢波目止端部安定感外観アーク感表1作業結果表有り(脱脂→ワイヤブラシ)アーク長適正良好細かく一定なめらか良好アーク長長めややくすむ細かいが不揃い平坦アーク長が変動しやすいアーク音(イメージ)ジジジジ・・・(時折バリバリ音)ジリジリジリ・・・(高めの音)クリーニング状態幅広く安定溶け込みスパッタ量耐気孔欠陥適正少ない良好狭い浅い少ない悪い14アーク長短め良好荒い不揃い無しアーク長適正くすむ細かいが不揃い不揃い母材を突き不安定馴染みが悪く不安定ビビビビ・・・(低めの音)広いが不安定ジージジジ・・・(不安定)クリーニングが悪い深い多い悪い浅い多い悪い


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