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●解説コーナー動画1DW-329AP溶接動画水平すみ肉動画2DW-329AP溶接動画立向上進動画3立向上進すみ肉溶接風景Edit動画4立向上進すみ肉スラグ剥離Edit動画5水平すみ肉溶接風景Edit動画6水平すみ肉スラグ剥離Edit252019Summer4.施工上の注意点①熱管理すべての鋼種において基本的に予熱は不要です。パス間温度はグレードによって異なり、省合金〜汎用二相ステンレス鋼は150℃以下、高合金型二相ステンレス鋼は100℃以下での管理になります。後熱も基本的には不要であり、300℃を超える温度での加工は強度および耐食性に悪影響を与える可能性がありますのでご注意ください。②溶接入熱量二相ステンレス鋼は、溶接入熱量(以下略入熱)が高すぎても低すぎても、耐食性やじん性が低下するなどの悪影響を及ぼします。施工する際は、充分な入熱管理(最少・最大)をされることが重要になります。推奨入熱はグレードごとにかわります。表5「二相ステンレス鋼の熱管理」に示します。事前に施工試験を実施され入熱量などを確認されることを推奨します。表5二相ステンレス鋼の熱管理グレード省合金(リーン)汎用(スタンダード)高合金(スーパー)予熱・後熱パス間入熱無し無し無し150℃以下5〜20kJ/cm150℃以下5〜25kJ/cm100℃以下3〜15kJ/cm※溶接入熱量(J/cm)=溶接電流(A)×溶接電圧(V)×60/溶接速度(cm/分)引用:TMRStainless「二相ステンレス鋼加工マニュアル第二版2009」P.38、42③水素割れ二相ステンレス鋼はオーステナイト系ステンレス鋼と比較し、水素に起因した溶接欠陥(割れ・気孔欠陥)が発生しすい鋼種とされています。対策として、溶接材料を適切に保管・管理することや、溶接箇所近傍の水分・油分・錆を十分に除去することが挙げられます。④風の影響風速1m/秒を超えると気孔欠陥が発生しやすくなるので、ガス流量を充分に確保した上で防風対策を行ってください。目安:トーチ先端での測定で、ガス流量20〜25ℓ/分)5.おわりに二相SUS用FCWの銘柄と施工上の注意点についてご紹介して参りましたが、少しでも皆様のお役立になれば幸いです。実施工にあたり、溶材選定や溶接施工試験などでご相談などございましたら、お気軽に神鋼溶接サービスまでご相談ください。神鋼溶接サービス(株)CS推進部CSグループ亀岡修作※文中の商標を下記のように短縮表記しております。