溶接110番・溶接レスキュー隊119番


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神戸製鋼所の代表銘柄:LB-26、LB-47、LB-26V動画⑩〜⑪は神戸製鋼の低水素系溶接棒の2銘柄で、LB-26は被覆剤に鉄粉が含有しており、溶着速度が速く、溶接能率向上に効果を発揮します。LB-47はアークの安定性、スラグはく離、ビード外観が良好で、全姿勢溶接に適します。JIS溶接技能者資格(通称JIS検定)としても使用されています。少し話が脱線してしまいますが、JIS検定の合格率を上げたい方、近くの会場が定員となり受験会場をお探しの方は、コベルコ溶接テクノ(株)研修センターにお問い合わせください。研修センターでは、溶接に関するさまざまな研修を開催しております。(研修センター)https://www.kobelco-kwts.co.jp/services/welding_training/動画⑫ではLB-26VとLB-47の2銘柄で立向下進溶接の作業性を比較しておりますが、LB-26Vは立向下進に特化して開発された低水素系溶接棒で、立向上進より高電流で使用できるため、作業能率に優れているのが確認できます。これまで、各被覆系別の特長を説明しましたが、特長の比較ができるよう表2にまとめてありますので、ご参考にしてください。限界水分量*1(%)乾燥温度(℃)最適乾燥時間(分)表1乾燥条件種類被覆アーク溶接棒軟鋼〜550MPa級高張力鋼用被覆またはフラックス系統イルミナイト系ライムチタニヤ系チタニヤ系鉄粉酸化鉄系低水素系極低水素系3.0*22.0*23.0*22.0*20.5*30.5*3サブマージアーク溶接用フラックス軟鋼〜490MPa高張力鋼用溶融型0.05*2150〜350ボンド0.5*2200〜300最大乾燥時間*6(時間)最大乾燥回数*6(回)保温温度(℃)最大保温時間*6(時間)242424242424242455553355室温室温室温室温100〜150100〜150100〜150100〜150――――――――72727272乾燥後の限界水分量に到達するまでの時間*4(時間)8888448870〜10030〜6070〜10030〜6070〜10030〜6070〜10030〜60300〜350*530〜60350〜400606060*1:110℃減量水分で被覆またはフラックスの水分量がこの値を超えれば、乾燥が必要です。*2:水分量がこの値を超えれば溶接作業性が劣化し、ブローホール、ピットが発生する恐れがあります。*3:この値は、JISZ3118による溶着金属中の拡散性水素量が約9ml/100gになるときの水分量です。*4:室温30℃、湿度80%の雰囲気に放置した際の時間です。持ち出し方法によっては限界水分量に到達するまでの時間の延長は可能です。*5:鉄粉を含まない低水素系溶接棒は、400℃まで上げても差し支えありません。*6:溶接棒の乾燥時間、乾燥回数の増加は、被覆強度を劣化させる方向です。推奨条件を超えて乾燥あるいは保温されて使用する場合には、被覆の変色、割れ、脱落及び作業性等に異常がないことを確認の上ご使用下さい。低水素系溶接棒2銘柄の比較LB-47とLB-26Vの立向下進溶接の比較動画⑩動画⑪動画⑫152024Autumn


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