技術がいど2012-201501


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<クチン猫美術館><森林の減少と水辺の変化>街中ではホンモノのネコには出合う機会はごく稀。サラワク州はマレーシア13州の中では最大の面露天での食事の際に寄ってきたネコと中国街で数匹積を有し、また同国内では最初に世界自然遺産に指のネコを見かけた程度だ。ただ、北クチン市の現市定されたグヌン・ムル国立公園の洞窟など豊かな自長の奥様はなんと44匹のネコを飼うほどのネコ好き。然に恵まれている。反面、伐採による貴重な森の減クチンの街がネコで有名になった経緯を知りたく、世少など環境面での問題も抱き合わせ、開発が進んで界各地から集められた絵画や陶器など数千点が陳いる。1996年に訪ねたムルの洞窟の大きさに驚き、列されている「猫美術館」(TheCatMuseum)を訪ね洞窟内部に流れ込む地下水の撮影では、数多くのコた。小高い丘に建つ北クチン市の市庁舎1階にあるウモリに息を飲んだ。その数、数百万匹。夕暮れ時美術館は、4つのセクション(ギャラリー)に分かれ、に洞窟から飛び立つおびただしい数のコウモリは森欧州、アジア他日本からも集められた個性ある数々の昆虫などを捕食する。コウモリの胃袋を日々満たの作品が展示されている。予想以上の規模だ。クチすほど多く棲息する昆虫を生み、育てる熱帯樹林がン市のネコにかける想いがとても強いことがわかる。いかに豊かであるかを感じさせられた。かつてボル猫好きな方々にはたまらないコレクションで、まさに1ネオ島には50万頭以上のオランウータン(現地語で点1点が芸術的で、作品性が高い。“森の人”の意味)が棲息していたが現在は約2万頭にまで数を減らしている。生物の減少は、森林の伐<ネコが縁で国際交流!>採と開発への警告である。世界初と言われる「クチン猫ミュージアム」を有するクチンと淡路島が猫を通じ国際交流の話が進行し<サラワク川の水辺と沈む夕日>ている。淡路島にも日本では稀な猫の美術館があり、クチン滞在最後の夜、リバークルーズに乗船。夕両市の連携がネコを通じて深まりそうだ。淡路島で刻、桟橋を出港し約90分で終了する川のクルーズ。は、数年前から水の恵みの視点で水辺や水中撮影欧米や中国の言葉が行き交う賑わいの中、船は静に関わり、またマレーシアでは、これまで20数回同かに川の上流そして下流へと移動。クチンの街は水国を訪問し今回も当地の撮影取材に派遣いただい辺に沿って発展し、かなり大きな街だ。終了間際になたマレーシア政府観光大阪支局とのご縁でクチンをるとサラワク川の上流に夕日が落ち携帯やカメラを訪れることになった。近々、淡路市で公演を通じて取向ける。2ヵ月後、この街を再び訪れる。26,000ト材成果を発表し、国際交流の架け橋の一旦をさせてンの大型客船「ぱしふぃっくびーなす号」での船内公いただく。演に招かれ、シンガポールから乗船する。また、数「クチン猫美術館」館内風景。サラワク州「ムルの洞窟」入り口と地球内部に流れ込む地下水。


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