技術がいど2012-201501


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技術がいどVol.522012年4月号-3-図4加圧成型法で調製された試料(左:分析用試料、右:リングのみ)~長所~①迅速かつ簡便に分析用試料を作製できます。~短所~①試料の表面粗さが大きいため、管球からの励起X線が試料面に一様に照射されず、結果として試料から発生するX線強度がばらついてしまいます。②岩石や土壌等のように、結合状態の異なる粒子の混合物からなる粉体の場合、その種類や組合せによって、発生する蛍光X線の吸収具合が異なり、誤差が大きくなることがあります。【ガラスビード法】ガラスビード法とは、試料と融剤(例えば、四ほう酸リチウム等)を混合し、白金るつぼの中で1000~1200℃で溶融し、試料をガラス化する方法です(図5~7参照)。試料の下にあるのが融剤粉体試料図5試料調製の様子


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