技術がいど2012-201501


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技術レポート[vol.542014-4]ラックス入りワイヤDW-A80Lは、遅れ割れの原因となる拡散性水素を低く抑えながら、優れた機械的性質を有する高付加価値溶接材料です。・MX-MIG用ステンレス鋼溶接材料MX-MIGプロセスは、純アルゴンガスと専用フラックス入りワイヤを組合せることにより、美しいビード外観と極低スパッタを実現した溶接プロセスです。今回、新たに本プロセス用ステンレス鋼溶接材料を開発しました。母材希釈が少なく、高能率な肉盛溶接が可能となります。5.その他の展示5.1溶接体験コーナーユーザーの皆様からの声に応え開発した、作業性に特徴のある商品を体験できます。立向上進溶接が容易な可能なDW-100V、1.5㎜の薄板を1.2㎜径で溶接DW-T308L、立向上進・下進すみ肉・小脚長の水平すみ肉が可能なMX-Z210の他、神戸製鋼のスタンダードな商品の溶接も体験できます。また、現地溶接や仮付・補修溶接に最適な電弧棒LB-52Tを是非体験ください。ご希望の方にLB-52Tのサンプルも差し上げておりまはす。5.2海外での活動、環境・地域への取組み世界各地に展開を進め、皆様の海外進出をサポートしている神戸製鋼の溶接材料生産工場や営業拠点の様子をご案内します。また、神戸製鋼の環境・地域社会への取組みも紹介します。6.神鋼溶接サービス(株)の試験調査メニュー神戸製鋼所が培ったノウハウをベースに、神鋼溶接サービスは接合に関わる試験、調査、研究、溶接研修等を行っています。同社の試験(機械試験、化学分析)、損傷調査等お客様の課題解決につながるメニューの紹介をしております。7.終わりに今回の国際ウェルディングショーの見どころを紹介させて頂きました。神戸製鋼グループの溶接技術、課題解決能力を実感して頂きたく、みなさまのご来場をお待ちしております。-7-


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