試験・調査報告


>> P.15

JISZ3139スポット溶接継手の断面試験方法JISZ3140スポット溶接部の検査方法JISZ3144スポット及びプロジェクション溶接部の現場試験方法-3-一例として、図3に、JISZ3137の十字引張試験片と十字引張試験状況を示します。図4は、十字引張試験後に観察した破断面です。一般的には、界面破断<部分プラグ破断<プラグ破断の順に、十字引張力(試験で得られる最大力)が大きくなる傾向があります。規格では、破断後の溶接径の測定方法も規定されています。ただし、溶接径が大きいからといって、必ずしも大きな十字引張力が得られるとは限りません。この他、断面のミクロ組織観察や硬さ測定、走査型電子顕微鏡(SEM)による破断面観察およびX線マイクロアナライザ(EPMA)による微小領域の元素分析などを行うこともあります。(a)界面破断(b)部分プラグ破断(c)プラグ破断図4十字引張試験後の主な破断形式<6.おわりに>今回、抵抗スポット溶接の原理と特徴、そして評価方法を簡単にご紹介しました。当社では、実際に抵抗スポット溶接を行い、せん断試験や十字引張試験、ミクロ組織観察やSEM観察、EPMAによる分析など、各種試験が可能です。抵抗スポット溶接による溶接部を評価してみたい方は、是非一度ご連絡を頂きたいと思います。神鋼溶接サービス(株)技術調査部中川武図3十字引張試験片(左)とジグを用いた十字引張試験(右)


<< | < | > | >>