>> P.86
技術がいどVol.502010年8月号-3-WE1WE2CEREポテンショスタットへ参照電極(Ag/AgCl)液絡管白金対極試料電極恒温槽(30℃)温度計試験面と液絡管先端部は、接触しない範囲でなるべく近づける試料溶液(0.5mol/l硫酸-0.01mol/lチオシアン酸カリウム溶液)図3測定セル外観図4に、ポテンショスタットを使用して測定したステンレス鋼のアノード分極曲線の模式図を示します。電位を徐々に増加させていくと、まず電流の増加すなわち腐食反応が始まります(活性溶解域)。さらに電位を増加させると、電流は急激に低下します。表面に不動態皮膜が形成され、電位を高めても電流が流れない(腐食反応が停滞する)状態になります。この領域を不動態域と言います。さらに電位を高めると、水の電気分解が始まり電流が上昇します(過不動態域)。このとき、水中に塩化物イオンが存在している場合は、不動態皮膜が破壊されて孔食が発生します(孔食電位測定の場合は、この過不動態の電位を評価します)。活性溶解域不動態域過不動態域電位→図4アノード分極曲線概略図電流の対数