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技術がいどVol.502010年8月号3-2.ステンレス鋼の電気化学測定方法-4-日本工業規格には、ステンレス鋼の電気化学測定方法として、表1に示す4つの測定方法が規定されています。今回は、このうち『ステンレス鋼の電気化学的再活性化率の測定方法(JISG0580:2003)』についてご紹介します。試験規格目的測定項目表1電気化学測定方法一覧ステンレス鋼の孔食電位測定方法ステンレス鋼のアノード分極曲線測定方法ステンレス鋼の電気化学的再活性化率測定方法ステンレス鋼の腐食すきまJISG0577:2005耐孔食性を調べる。5%および20%硫酸水溶液中におJISG0579:2007けるアノード分極曲線を測定し、挙動を調べる。孔食電位(電位が低いほど耐孔食性が悪い)不動態化電流密度、不動態維持電流密度等電気化学的再活性化率JISG0580:2003材料の粒界腐食性を調べる。(再活性化率が大きいほど粒界腐食性が高い)腐食すきま再不動態化電位再不動態化電位測定方JISG0592:2002材料のすきま腐食性を調べる。(電位が低いほどすきま腐食が発生し法やすい)3-3.ステンレス鋼の電気化学的再活性化率測定方法(JISG0580:2003)ポテンショスタットを用いて、チオシアン酸カリウム水溶液中での電気化学的再活性化率を測定し、材料の粒界腐食感受性を調べます。測定時間は40分程度で、他の電気化学的腐食試験のように不活性ガスによる脱気の必要はありません。数値で粒界腐食性を示すことができるので、分かりやすい結果が得られます。試験片を試験溶液中に浸漬して5分放置し、100mV/minでプラス方向に電位を移動させて+0.3V(飽和甘こう電極基準)に到達したら、マイナス方向へ掃引して再活性化後、アノード電流がゼロになる電位を終点とします。往路および復路の活性態での最大アノード電流密度ia、irを求め、以下の式で再活性化率の測定値(Rn)を算出します。電気化学的再活性化率の分極曲線の模式図を図5に示します。:往路:復路iair電流の対数電位→再活性化率(%)=ia÷ir×100図5再活性化率曲線の模式図