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アーク切れアーク切れとは溶接中に突然アークが消弧し、溶接り発生する電圧降下により低下します。が中断される現象を言いますが、その原因と影響するケーブル中で発生する電圧降下は、その長さに比例因子は次のとおりです。1.アーク切れの原因し、その断面積に反比例しますので、長さは短い方が良く、長くする時は太いケーブルを使用し電圧降下をアーク切れは、交流溶接機を用いた被覆アーク溶接小さくする工夫が必要です。ケーブルの長さに応じたで生じやすい現象です。交流では、電気の流れが半サ適正な断面積の一例を表1に示します。またケーブルイクルごとに変わります。すなわち、図1に示すようの取扱いにより、図3のように著しく電圧降下の程度に半サイクルごとにアークは、いったん消失し、再点が異なります。特にコイル状に束ねることは極力避け弧します。この時要する電圧を再点弧電圧(図1のOB)る必要があります。と言い、アーク電圧(図1のOC)より高くなります。2.3溶接条件アーク切れはこの再点弧時に起こりますが、これを防アークの長さが約1㎜長くなると、2V程度アークぐには無負荷電圧(図1のOA)が再点弧電圧より高い電圧は高くなり、再点弧電圧はそれより、さらに高くことが必要です。2.アーク切れに影響する因子2.1溶接機の無負荷電圧なります。このため、低水素系溶接棒などでは瞬間的に再点弧電圧が無負荷電圧を超えアーク切れが起こることがあります。従って、アーク長は極力短く保つ必溶接機の無負荷電圧はJISに規定されており、通常の要があります。溶接機はその上限値近くに設計されてますが、一部に2.4溶接棒の吸湿はそれが低い機種もあります。図2は無負荷電圧とア過度に吸湿した溶接棒を用いると、アーク電圧が高ーク切れの関係の一例で、溶接機はできるだけ無負荷くなりアーク切れが起こることがあります。溶接棒の電圧の高い機種を選定することが望まれます。保管、再乾燥には十分留意してください。2.2ケーブルによる電圧降下2.5その他無負荷電圧は、二次側ケーブルの長さ、取扱いによ電源電圧の変動が大きい場合、風の強い場合などにはアークが不安定になり、アーク切れが起こることが表1二次側ケーブルの寸法(公称断面積mm2)長()さm電流()A100150200250300350400450253838383850505060503850608010010012512575386080100125125(注)使用率と電流値を考慮する必要がある。あります。3.結びアーク切れの原因と影響する因子について簡単に説明いたしましたが、参考になれば幸いです。(1989年7月号)3