用語解説


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応力腐食割れ(S.C.C.)応力腐食割れ(StressCorrosionCracking,S.C.C.)による球形タンクの応力腐食割れなどの事故例が報告は、材料表面に形成された不働態皮膜が何らかの原因されています。によって局部的に破壊された後、引張応力により、図ステンレス鋼については一般的に、SUS304鋼などの1に示すように割れが伝播していくという腐食形態をオーステナイト系ステンレス鋼がもっとも応力腐食割いいます。腐食による国内産業の損害額の合計は約2れを起こしやすく、塩化物溶液による熱交換器用チュ兆円/年と推定されており、そのうち応力腐食割れにーブや高温純水による沸騰水型原子炉用配管などの事よるものが20%以上になるともいわれています。応力故例があります。腐食割れは、図2に示すように腐食環境、引張応力、各種プラント機器について、応力腐食割れが発生す材料の3つの因子がある特定の条件を満足する時にのるかどうかを事前に予測することは、非常にむずかしみ起こります。腐食環境としては、塩化物水溶液、海いので、機器に使用する鋼材を選定する場合には対象水、高温高圧水、苛性アルカリ水溶液、ポリチオン酸とする装置と同じ条件での実績が重んじられます。水溶液などがあり、引張応力としては溶接による残留応力腐食割れを防止するためには、応力除去焼鈍を応力や機器稼動時の負荷応力などがあります。材料面施して残留応力を軽減する方法やインヒビタと呼ばれでは、純金属を除いた金属材料、すなわち炭素鋼やスる添加材を用いて腐食環境を制御する方法などがありテンレス鋼などの合金材料のほとんどが応力腐食割れます。材料面からは、応力腐食割れ感受性の低いものを起こすといわれています。を選ぶことが重要で、ステンレス鋼の塩化物による応また、応力腐食割れは割れの伝播経路によって2種類力腐食割れに対しては、2相ステンレス鋼や高純度フに大別され、結晶粒内を伝播する粒内型(Transgranularェライト系ステンレス鋼を用いることがこれに当たりS.C.C.写真1〕)と結晶粒界に沿って伝播する粒界型ます(表1参照)。(IntergranularS.C.C〔写真2〕)があります。炭素鋼では、高濃度アルカリ溶液によるプラント機器の応力腐食割れや、液体アンモニア溶液中の不純物(1988年9月号)写真1粒内型応力腐食割れの例151倍29倍写真2粒界型応力腐食割れの例表1ステンレス鋼の成分と応力腐食割れ性鋼種成分系塩化物応力腐食割による性れーステナイトオステンレス系鋼18CrCr-12-8NiNi,-2Mo182相ステンレス鋼フェライト高純度ステンレス系鋼22Cr-5Ni-3Mo18Cr-2Mo×○○25


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