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気孔欠陥溶接に携わる人にとって“気孔欠陥”は非常によく(1)母材の表面状態耳にするフレーズだと思います。ここで気孔欠陥とは開先面に付着した油や水分、錆が原因となり気化溶接時に母材表面に付着した油や錆の影響、また大したガスの影響で気孔欠陥が発生します。開先面内気の巻込みにより発生する欠陥のことで、ピット、ブローホール、ウォームホールに分けられます。溶融金属が凝固していく過程で溶融金属中に巻込まれたガスが溶接金属表面まで浮上し、完全に抜けきらず開口したものをピット、溶接金属中に取り残されたものをブローホール、また、浮上したガスが半溶融状態のスラグに抑えられ、溶接金属とスラグとの間に付着した油や水分は脱脂、バーナーでの過熱乾燥を行い、錆はグラインダーで除去するようにしてください。また、防錆剤の塗布された鋼板においては、防錆剤の種類、膜厚によって気孔欠陥が多発する場合があります。これは防錆剤が溶接の熱により燃焼することで発生するガスに起因する気孔欠陥で、防止策としては防錆剤の種類や膜厚の管理に加え、耐気孔性に優れた溶接材料の選定(弊社銘柄:に閉じ込められたものをウォームホール(“ミミズがMX-Z200)が有効です。這った跡”という意味【写真1】)と言います。(2)シールド状態気孔欠陥は溶接を行う周囲の環境や溶接条件に風速2m/sec以上の環境ではシールド不良となり大きく影響を受けます。溶接後の検査にて気孔欠陥大気中の窒素を巻込みやすくなります。そのため気が発見された場合、溶接のやり直しの手間が増え溶接効率の低下に繋がります。つまり気孔欠陥を発生させないために溶接環境および溶接条件を管理することは極めて重要となります。ここではガスシールドアーク溶接における気孔欠陥の主な原因と対策について紹介したいと思います【図1】。403孔欠陥が多発する場合があります。風速2m以上の環境では暴風対策を施す等して溶接箇所を保護するようにしてください。またガスの流量が適正と比べて、少なくても多くても大気が混入する可能性があります。さらに適正なガス流量を流していてもトーチにスパッタが大量に付着していると溶接箇所のシールド性が十分に確保されず、やはり気孔欠陥が生じやすくなります。ガスの流量はノズル先端から20~25L/minとし、こまめにトーチに付着したスパッタを除去するようにしてください。参考文献)産報出版フラックス入りワイヤの実践写真1ウォームホールの様子((株)神戸製鋼所溶接事業部門技術開発部古川尚英)溶接方向風速・風速2m/sec以上でシールド性は損なわれる。ノズル-母材間距離・シールド性への影響・スパッタ付着シールドガス・流量が十分でないとブローホールが発生する。母材表面・油、錆びが大量に付着しているとブローホールが生じやすくなる。図1MAG溶接における気孔欠陥に及ぼす因子2010年6月