用語解説


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電子商取引(eコマース)本誌5月号のこの欄に発展する社会の代名詞と取引(BtoB)が急激に拡大しています。して「IT」について書きました。ところがいまわが国の電子商取引市場を調査した経済産業省や、ITは不況の代名詞となっており、世の中のの報告によれば、2000年のBtoBの市場規模は約変化の激しさには驚かされます。22兆円で、主として電子・情報や自動車関連品目しかし、IT不況といってもIT産業全体が不振を扱う分野で電子商取引が成長しており(図1)、なわけではありません。日本においては半導体な2005年には約110兆円規模の市場になると予想さどのITを構成するハード分野は不振ですが、電れています。子商取引に代表されるITのソフト分野はこれかさらに、私たち一般消費者が企業から買い物すらも拡大していくでしょう。る電子商取引(BtoC)も拡大しており、2000年ところで「電子商取引(eコマース)」とは一体度は約8,240億円の市場規模であったと推計され何でしょうか。ごく簡単に言えば「コンピュータています。このBtoC市場拡大の主要因の一つの通信(インターネット)を利用してモノの売りに携帯インターネットの急激な普及があります。買いをする」ということです。もちろん、モノに携帯インターネットを利用した電子商取引を「モは、品物だけでなく、サービスなども含まれます。バイルコマース」と言いますが、2000年のわずかでも、通信を利用して買い物するというと、テレ1年間で約600億円の市場が創出されています。ビでよくやっている『…今回は特別サービスとしモバイルコマースの例を図2に示しますが、ホテて○○○を付けて××円ポッキリ。いますぐお電ルや飲食サービスの予約、書籍、音楽など、購入話下さい。』の「通信販売」と何が違うのというの際に現物を直接見たり、手に触れたりする必要疑問が出てきます。インターネットといっても実性の薄いものほどモバイルコマースの対象となっ際は電話線を使うものであり、カタログやテレビています。をパソコンに置き換えれば電子商取引は通信販売電車の中で高校生たちが携帯電話でなにやら操と同じじゃないかということになります。作をしていますが、彼ら(彼女ら)が時代の最先しかし、電子商取引には通信販売を凌ぐ大きな端のモバイルコマースで600億円の市場を創って特長があります。それは最新の情報で全世界の商いるとは…。知らないのはわれらお父さんたちだ品をいつでも売買できるということです。しかも、けかもしれません。カタログなどを作る必要がないので低コストで取引できることが最大の魅力でしょう。このため、企業同士が資材などを世界的に調達するための商消費財2%鉄・非鉄・原材料2%その他4%食品3%自動車関連34%電子情報関連55%(2001年11月号)図1BtoB市場(2000年市場規模:約22兆円)図2モバイルコマース市場(2000年市場規模:約600億円)252


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