用語解説


>> P.242

ヒューム本誌を読まれる方が「ヒューム」と聞けば、た大きさは、通常0.1µから数µになります。だちに「溶接ヒューム」のことと考えるでしょう。煙と呼ばれるものは、主として有機化合物が燃しかし、単にヒューム(fume)といえば、もっと焼して生じる分解生成物の微粒子で、火があれば広い意味を持っています。ヒュームとは、空気中煙が立つという一般的な常識のとおりです。粒子に浮遊する微細粒子の一つの呼び名で、この種のの大きさは0.1µ前後と小さくなりす。たばこの煙呼び名はほかにもいろいろあります。ただし、必のように、煙と呼ばれる中には、固体だけでなくずしも厳密な区別はされていないようです。液体の微粒子を含むことが多いようです。最も広義の名称としては「エーロゾル液体の微粒子が浮遊したエーロゾルには、ミス(aerosol)」というのがあり、気体中に固体や液体ト(mist)」と「霧(fog)」があります。の微細子が浮遊した系を総称するものです。エーミストは、液体が飛び散って生じたもの、霧は、ロゾルのうち、固体の微粒子が浮遊したものに「粉蒸気から液体が凝縮して生じたものというのが一じん(dust)」、「ヒューム」、「煙(smoke)」があり、般的な区別で、粉じんとヒュームの区別と似てい微粒子の成因から次のように区分されます。ます。粉じんは、もともと固体の微粒子が空気中に飛ほかに、「スモッグ(smog)」というのは、smokeび散った場合で、砂ぼこりなどがこれに当たりまとfogの合成語で、煙が存在する時に生じる霧のこす。粒子の径は0.2〜10µていどです。ただし粉じとです。ん則などでは、この用語を広くエーロゾルの意味このように、「ヒューム」はエーロゾルの一種で使っています。(または粉じんの一種)で、我われが接するものは問題のヒュームは、高温の物質から発生した蒸「溶接によって生じるヒューム」と呼ぶのが正確で気が、温度が下がって凝縮した固体の微粒子を指しょう。規格などでは必ず「溶接ヒューム」と書します。従って、元の物質とは組成が変わっていいてあります。しかし、溶接関係者の間では単にるのがふつうです。亜鉛を溶解した時に出るヒュ「ヒューム」と呼べば十分でしょう。ームは酸化亜鉛からなり、溶融鉄から出るものはなお、フュームと書くのは国語審議会の出して酸化鉄のほか酸化マンガンなども含みます。溶接いる表記基準と一致しません。の時は、溶融したフラックスからもヒュームが出るので、複雑な組成となります。ヒューム粒子の(1980年6月号)写真1ヒューム一次粒子の大きさと形状126


<< | < | > | >>