用語解説


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ピンチ効果ピンチ効果、ピンチ力、ピンチ不安定……、溶ます。棒状の電導体に電流が流れると中心に向か接の基礎を学んでいるとピンチという言葉がよくって電磁力(ピンチ力)が発生し、導体が溶けたでてきます。状態の金属であればこの力や内部の圧力差によっピンチとは、締め付ける、はさむ、あるいはおて変形や流体の移動が起こります。これを電磁的金の足りないことというような意味にも使われまピンチ効果と言います(図1)。すが、溶接の世界では非常に重要な現象の説明に溶接ワイヤ先端では溶滴を引きちぎる方向に力出てきます。が働くので、上向き溶接で溶けたワイヤが上にあアーク溶接で使うピンチ効果にはアークそのもる母材側へ移行するということも可能になるわけのに現れる熱的ピンチ効果と、ワイヤ先端の溶滴です。に働く力による電磁的ピンチ効果の二つがありまもっとも、この電磁的ピンチ効果は熱的ピンチす。効果と相まって、導体(溶滴)やアークの形状(アアークの中にシールドガスとして炭酸ガスなどークの広がり)によって働き方が異なります。シの2原子分子があると、それらが原子に解離するールドガス中にアルゴンを多く含み、アーク幅がときに熱を奪います。また周囲の雰囲気によりア広いMAG・MIG溶接では常に溶滴を絞り込むようークが強制的に冷やされると、寒いときに身を縮にピンチ力が働くのでスプレー移行になりやすいめるのと同様に、アークも熱損失を抑制するためのですが、炭酸ガスアーク溶接では溶滴にくびれその断面積を収縮しようとします。この現象を熱ができるまでは引きちぎる力が小さく、大粒のい的ピンチ効果と呼んでいます。わゆるグロビュラー移行となります(図2)。単原子であるアルゴンをシールドガスに添加すこのピンチ効果は溶接の世界だけでなく、将来ると、ボーッとした感じの広いアークになり、まのエネルギー源である核融合のトカマク型プラズた炭酸ガスでは不安定ながらも比較的幅の狭いアマ閉じ込め技術の基本原理にもなっています。まークになるのも、一つの要因としてこの熱的ピンた身近なところでも、最近の経済情勢により財布チ効果の影響を受けているからです。の口が強く引き合い、飲み代が絞られるというのいっぽう、電磁的ピンチ効果というのは、溶接もピンチ効果の一つと言えなくもないでしょう。の作業性を左右する溶滴の移行に深く関係してい(1992年11月号)130


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