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焼戻し脆化一般に、焼入れした鋼は、焼戻しを行うことに多い。より、靭性が向上します。しかし、焼戻しの際、③P,Sb,Sn,Asなどの不純物を含むCr―Mo鋼を約約380〜580℃の間を徐冷するか、この温度域に保450〜580℃で長時間加熱すると脆化が発生す持すると、急冷したものと比較して靭性が大きくる。低下することがあります。これを焼戻し脆化と言④脆化した衝撃試験片の破面は、主に旧オーステいます。ナイト粒界から破断している。脆化の発生機構としては、P,Sb,Sn,Asなどの⑤2.25Cr―1Mo鋼や3Cr―1Mo鋼で脆化量が大きい。不純物が焼戻しの際に旧オーステナイト粒界に沿などがあります。って偏析し、粒界の結合力を弱め、衝撃力によっ溶接金属においても、焼戻し脆化が問題となるて粒界で脆性破壊を起こす、とする説が有力です。場合があり、その特徴は鋼材の場合と同じです。焼戻し脆化を防止するには、①600℃以上から急冷する。なお、溶接金属の焼戻し脆化感受性を化学成分値から評価する方法としては、次のX値が知られて――②Pの粒界偏析速度を小さくするMoを添加する。います。これは、上述のように、不純物成分(P,Sn,③不純物をできるだけ低減する。Sb,As)が焼戻し脆化に関連するものと考えられ④不純物の粒界偏析を促進するSiやMnを低減すていることから提案されたものです。る。――X=(10P+5Sb+4Sn+As)/100(ppm)などの方法があります。また、図1に、以前にもこの用語解説で説明したところで、Cr―Mo鋼を用いた石油化学反応用のステップクーリング(脆化促進熱処理)を行った圧力容器では、その操業温度が上述の脆化温度域場合のシャルピー衝撃試験における吸収エネルギにあるため、操業中の焼戻し脆化を考慮する必要ーの変化を示します。このように、脆化量を直接があります。測定することで焼戻し脆化を評価することも行わこの場合の焼戻し脆化の特徴としては、れています。①硬さや引張特性には現れず、脆化過程前後の衝撃試験の遷移温度の変化として現れる。②その際、上部棚エネルギーは変化しない場合が(1994年3月号)脆化前脆化量脆化後図1焼戻し脆化過程前後のシャルピー衝撃曲線の例150