用語解説


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溶融亜鉛めっき鉄は私たちの社会生活に欠くことのできない素この欠陥部が湿気で覆われると、より活性な亜鉛材として、さまざまな分野に使用されています。が陽極、鉄が陰極となる局部電池を形成し、亜鉛しかし、強靭で美しく安価な鉄も腐食には弱が溶け出して鉄素地を保護します(図1)。このよく、錆がすすむと美しさも機能性も失われ、鉄製うに鉄の保護のために亜鉛が犠牲になるので、こ品や鋼構造物の寿命が損なわれます。そこで、それを「犠牲的防食作用」といいます。の機能や品質を長期にわたって確保していくためでは実際にはどのくらいの耐食性があるのでしには、いかに錆びないようにするかが大変重要にょうか。亜鉛の腐食速度は湿気・大気中の汚染物なります。その「錆」から鉄を守る代表的な方法質の量、海塩粒子の量により大きく変わります。に「溶融亜鉛めっき」加工があります。ちなみに田園地帯では、亜鉛付着量が600g/m2でこの加工法は、亜鉛を溶かした槽に、鋼材を漬50年くらいの寿命といわれています。けてめっきするもので、通称「どぶ漬け亜鉛めっ鉄鋼製品の長寿命化は、資源の有効活用など環き」とも呼ばれており、加工しやすく、防錆・防境問題からも地球規模の大きな課題であり、溶融食効果が高いこと、さらに他の表面処理方法に比亜鉛めっきの果たす役割はますます重要になってべて経済的であることから、世界でも広く利用さきています。ところが、このように耐食性には有れています。効な溶融亜鉛めっきですが、溶接を行う際には、私たちの周りでも、鋼橋や鉄塔、配管類、一般ピットやスパッタ発生の原因となり、溶接性を著住宅も含めた階段や手すり、さらには、長野オリしく損ねます。最近この溶融亜鉛めっき鋼板の溶ンピックにも使用されたスキーのジャンプ台など接に適した炭酸ガス溶接フラックス入りワイヤあらゆる分野で、溶融亜鉛めっき加工された鋼材「DW―1SZ」が開発されました。ぜひ一度試してみが適用されています。てはいかがでしょうか。さて具体的にその防食作用について説明します。亜鉛は酸化しやすく、表面に緻密で固着性に参考文献優れた水や大気が透過しにくい皮膜(亜鉛の錆)山崎尚敏:一般溶融亜鉛めっきについて、鉛と亜鉛、を形成するので、下地の亜鉛や内側の鉄に錆が生第184号(1995),pp.9―21.じなくなります。また、亜鉛めっき皮膜に傷が付いたり、一部はく離したりして鉄が露出しても、(1999年1月号)図1電気化学的保護作用230


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