用語解説


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AIArtificialIntelligenceの頭文字をとってAI、日ぶことがてきます。本語に訳すと「人工知能」となります。これまで人工知能は、先に紹介したように最初知的ゲーの技術用語でこの言葉ほど夢を抱かせるというかムやパズルを対象とした研究でありましたが、近人間を不安にさせる言葉はないようです。年LSIの発達に代表されるようにコンピュータのある時期ファミコンブームが全国の子供たちを性能の進捗がめざましく、しかも価格が急速に安沸かせましたが、ゲームの中に、内藤九段将棋秘くなってきたので、実際問題の解決に人工知能を伝「本将棋」が売り出されたので筆者も試してみ利用しようという動きが高まってきました。現在ました。当時小6の息子は、何度挑戦してみてもでは、パソコンでも動く人工知能システムがソフ勝てませんでした。日本将棋連盟は、このファミトウェア・ハウスなどから開発・販売されていまコン棋士に三〜六級を認定したそうです。す。筆者は何度かやっているうちにファミコン棋士現在の人工知能の応用範囲としては、次の分野は飛車、角を非常に大事にせよと教えられているをあげることができます。ことがわかりました。例えば、飛車を逃げれば玉①エキスパートシステムが詰んでしまう局面で飛車取りをかけると飛車を②外国語翻訳逃げてしまいます。それからもう一つ、人間なら③知能ロボット番数をこなしていくうちに必ず棋力が上がってい現時点でもっとも経済的に見合う分野は、エキくものですが、ファミコン棋士は何度やっても棋スパートシステムで、ときどき新聞紙上を賑わせ力が上がらないという致命的な弱点がありましています。エキスパートシステムとは、特定領域た。すなわち、学習能力がないのです。のエキスパート(専門家)が持っている専門知識欧米では、チェスの研究が盛んで名人に匹敵すをコンピュータの知識ベースとして蓄え専門家にるほどの実力をもったコンピュータ(プログラム)代わって問題の解決を行う」というものです。論がつくられています。チェス・コンピュータは、理的に筋道を追って答えを出せる問題は、従来シ特に終盤に無類の強さを発揮し、100%正解手をさステムで解決できますが、エキスパートシステムします。序盤の戦いでは、人間名人が勝り、これは、経験や勘のように体系化しにくい知識を用いが人間名人がわずかに優位を保っている理由だそて推論するような問題を扱うのに適しています。うです。将棋よりチェスの方が、ルールが簡単な先に、知識には学習能力と推論能力が必要ですだけコンピュータに向いているといえます。と述べましたが、学習は知的活動の中でも非常にこれらのゲームは、いずれも人工知能の推論の高度な行動で学習能力を持った人工知能はまだ実手法を用いています。用の域に達していません。現在では、人間が強制知能とは、ウェブスタの辞典によると、的に知識を人工知能に教えています。1)経験から学ぶ能力、知識を護得する能力将来は、学習能力を身につけだんだん賢くなっ2)新しい事態に迅速かつ適切に対応する能力、問ていくエキスパートシステムや知能ロボットが現題解決に推論を用いることれるかもしれません。と説明されています。簡単にいえば学習能力と推論能力を兼ね備えたコンピュータを人工知能と呼(1989年2月号)173


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