用語解説


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BS7777BS7777は1993年に制定されたLPGおよびLNG-130℃程度までの衝撃性能を有する6%Ni系のを貯蔵する平底円筒タンクの設計、建造等に関す溶接材料が必要となります。ただし後者の場合、る英国規格(BritishStandard)です。近年タンク6%Ni系とすることで必然的に溶接金属の強度に限らず溶接構造物に対して、いっそうの安全性(硬さ)が高めとなり、耐食性の点から溶接部の硬確保のため破壊力学に基づいた高靭性値が要求ささが規制される場合には適用できないこともありれつつありますが、BS7777はこの動向を示す規格ます。このような低合金溶接材料が適用できないのひとつとして特筆されます。場合は、現状ではコストがやや高くなるもののオこの規格は4つの章から構成され、その第2章ーステナイト系溶接材料が使用されています。こに靭性要求が規定されています。表1は、鋼板にのように、BS7777は国内規格に比べて1グレード対する要求および貯蔵できる液化ガスの例を示しあるいはそれ以上の高靭性溶接材料を要求していたものです。二重容器構造は、万一内側のタンクる厳しい規格といえます。から液化ガスが漏れても、外側の容器でタンク外への漏洩を防止できる構造になっています。いっぽう、単一容器構造は、そのような設計となっていないため二重容器構造より高靭性の鋼板を使用することが求められています。例えば、貯蔵温度が-10℃程度のブタンタンクは、-50℃以下での靭性を有するTypeⅡ鋼板の使用が定められています。表2は、溶接部に対する靭性要求を示しておりますが、鋼板同様に高靭性が要求されています。被覆アーク溶接材料を例にとりますと、単一容器構造ブタンタンク(TypeⅡ鋼板)の溶接には-60℃程度までの衝撃性能に優れたTi―B―Ni系の溶接材料が、同プロパンタンク(TypeⅢ鋼板)には、(1999年3月号)表2溶接部に対する要求靭性要求溶接材料TypeⅠ用TypeⅡ用TypeⅢ用試験温度(℃)-30-50-80平均値(J)min.50min.50min.50(注)・TypeⅡおよびⅢにオーステナイト系溶接材料を用いる場合は衝撃試験は不要である。・この他にTypeⅣ,Ⅴおよび、Ⅵ用の規定があるが省略した。表1鋼板に対する要求と貯蔵できる液化ガスの例(*1)類分鋼板靭性要求タンクの形式と液化ガスの例(*3)試験温度(℃)平均値(J)単一容器構造(*4)二重容器構造(*5)TypeⅠノルマライズC―Mn鋼-50min.27TypeⅡ靭性改良型C―Mn鋼-50―△T(*2)min.27TypeⅢ低Ni鋼-80―△T(*2)min.27ブタン(-10℃)プロパン(-50℃)ブタン(-10℃)プロパン(-50℃)(注)*1:この他にエチレン、天然ガス用のTypeⅣ,Ⅴおよび、Ⅵに対する規定があるが省略した。*2:△T=熱影響部が27Jとなる温度と母材が27Jとなる温度の温度シフト量。*3:括弧内の温度は貯蔵温度例を示す。*4:原文は、Single*5:原文は、Doublecontainmentcontainmentorfull233


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