用語解説


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BHS鋼(橋梁用高性能鋼材)近年、公共工事のコスト削減に関するニーズ表1にBHS鋼の特性を示します。BHS鋼シが高まる中、橋梁分野においても、長スパン化リーズには引張強さが780N/mm2級(予熱低などの合理化に向けた新たな鋼構造設計法の減タイプ)のものや、耐候性を具備したものも開検討が進められています。発され、耐ラメラティアや冷間加工性も考慮さ新鋼構造設計による構造物の大型化にはれています。高強度厚鋼板(厚板ハイテン材)が適用される引張強さが570N/mm2級であるBHS500は、ケースが多くなると予想されますが、これまでのHAZの硬化を抑制し割れを防止するため、特引張強さ570N/mm2級以上のハイテン材におに低C化が図られるとともに溶接割れ感受性いては、HAZ(熱影響部)の軟化とじん性低下組成(Pcm)を低減し、予熱フリー化が達成されを防止するために溶接施工時の入熱量が例えています。ば7kJ/mmまでと制限されていることや、組立溶一方、大入熱溶接施工におけるHAZのじん接時の割れを防止するための仮付けビード長性低下の問題に対しては、低C化による島状の制約や予熱作業が必要でした。すなわち、ハマルテンサイト(MA)生成の抑制と高温で安定イテン材を使用することで熱管理や作業の手な析出物を微細に分散させ結晶粒の粗大化を間がかかり、施工コストが増加する場合もありま抑制することによって良好な大入熱HAZじんした。性が実現されています。そこで大入熱溶接施工と予熱作業の軽減をこのようにBHS鋼は、高強度化による鋼重削実現させるために新たに開発されたハイテン材減や、予熱温度の軽減、10kJ/mm(BHS500)まが橋梁用高性能鋼材BHS(BridgeHighでの大入熱溶接施工を可能とするもので、今performanceSteel)シリーズであり、降伏点後の適用の拡大が期待されます。(耐力)が従来鋼より高められていることも特徴の一つです。(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー技術開発部小林克壮)表1BHS鋼と従来鋼の特性比較(板厚50mmの例)BHS500(W)降伏点または耐力(N/mm2)引張強さ(N/mm2)予熱温度(℃)入熱制限(kJ/mm)≧500≧570不要≦10じん性保証温度(℃)-5SM570BHS700WHT780≧430≧570≧50≦7-5≧700≧780≧50≦5-40≧685≧780≧100≦5-40じん性保証エネルギー(J)耐ラメラティア冷間曲げ半径(mm)≧100考慮7t≧47≧100≧47特別仕様考慮特別仕様---BHS500W、700W:耐候性鋼093


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