用語解説


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用解語説●知恵袋コーナーIoT/インダストリー4.0IoTはモノのインターネット(InternetofThings)のことで、様々なモノに通信機能を持たせインターネットに接続したり、相互に通信する技術です。デジタル技術の進歩と通信モジュールの低価格化等により、パソコンや携帯電話等の比較的高価な装置だけでなく、ありとあらゆるものがインターネットへ接続されるようになってきました。家庭に近いところでは、スマートフォン等と通信できるスマート家電がその実例です。産業の分野では、建設機械やプレス機等の大型機械から工場の個別ラインまでが通信機能を持ち、遠隔監視や稼働状況・生産状況の把握、見える化が可能になってきました。IoTは米国メーカ主導で広がってきており、産業用向けにも米GEがIndustrialInternetを提唱しています。これらの動きに対応してドイツで進められているのがインダストリー4.0(Industry4.0)です。インダストリー4.0は第四次産業革命を表す言葉です。ドイツは自国を産業国として強化し生き残りを図るため、IoTを産業へ積極的にとりいれ効率化を進めようとしています。設計・製造計画・製造機械・製造現場・ベンダー先・検査等の情報の流れをシームレスにつなげることにより、例え一品物であっても効率的に生産できる産業システムを目指していると思われます。国内でもこれらに対抗して2015年6月にIVI(IndustrialValueChainInitiative)が発足しました。IoTと情報通信技術(ICT)を活用し、製造業の工場の連携を目指しています。工場へのICT応用は特に自動車産業で進んでいますが、一部には日本自動車メーカーはインダストリー4.0の目標をすでに達成しているのではないかとの声も聞かれます。一方、インダストリー4.0では標準化・オープン化が重要なポイントとして位置づけられています。携帯電話がiPhone・Androidに席巻されたような国際標準化の波が押し寄せるかもしれません。(株)神戸製鋼所溶接事業部門技術センター溶接システム部小池武【参考文献】鍋野敬一郎ドイツ政府が取り組む『インダストリー4.0』の狙いと戦略を探るhttp://www.hitachi-solutions.co.jp/belinda/sp/special/column15/page02.htmlGEインダストリアルインターネット@ワークhttp://www.ge.com/jp/docs/1389000498785_Japan_IndustrialInternetatWork_0106s.pdfJETROインダストリー4.0実現戦略https://www.jetro.go.jp/world/reports/2015/01/c982b4b54247ac1b.htmlインダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブhttp://www.iv-i.org/■産業革命の4段階産官学連携ジャーナル2014年10月号連載各国の研究開発戦略より複雑性サイバー・フィジカルシステムを基礎とした第四次産業革命世界初のプログラマブルロジックコントローラ1969生産をさらに自動化するために電子機器およびITを使用した第四次産業革命世界初のベルトコンベヤー1870電気エネルギーを用いる、作業特化した大量生産の導入による第二次産業革命世界初の機械織機1784水力、および蒸気力を用いた、機械的な生産設備の導入による第一次産業革命18世紀末20世紀初頭1970年代初頭、20世紀今日時間2016Winter27


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