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LNGタンク天然ガスは石炭や石油に比べて地球温暖化の原理的な構造により経済性に優れるためです。PCLNG因となる二酸化炭素(CO2)や酸性雨の原因となる硫タンクの内槽には約-160℃の極低温においても優黄酸化物(SOX)、窒素酸化物(NOX)の排出が少ないこれた強度とじん性を有する9%Ni鋼が用いられていとから、クリーンエネルギーとして都市ガスや火力発ます。大容量LNGタンクの内槽には、板厚50mmに電の燃料に利用され、今後需要拡大が見込まれていもなる9%Ni鋼が適用されています。9%Ni鋼の溶接ます(図1)。天然ガスは主に中東に点在する油田やには、極低温で優れたじん性を有し、熱膨張係数も東ヨーロッパ・中東に広く点在するガス田から先進国9%Ni鋼に近いNi基合金が用いられています。などの消費地まで、主にパイプラインで輸送されます。島国である日本ではパイプラインの整備が難しいた参考文献め、天然ガスを精製してイオウ等の不純物を除去して1)WorldEnergyOutlook2004極低温(約-160℃)に冷却して液化した液化天然ガ2)飯島他:LNG貯蔵の溶接技術に関わる生産現場ス(LiquefiedNaturalGas、以下LNGとする)として輸力、溶接学会誌、76(2007)、44送・貯蔵されます。LNGはガスのときの容積に比べて600分の1と非常に小さくなるため、効率よく輸送・貯((株)神戸製鋼所溶接カンパニー技術開発部蔵されています。LNGの貯蔵には、専用のLNGタンクが用いられます。LNGタンクは、可燃性ガスを約-160℃の極低温液体の状態で保持する貯蔵容器であり、液密性および構造の安定性に加え、LNGの蒸発を抑制する断熱機能が要求されます。LNGタンクは主に地上式、地下式および地上式構造のものを地下ピット内に設置したピットイン式のものに大別されます。最近では地上式タンクの中の一種であるプレストレスコンクリート(以下PCとする)が主流を占めています(図2)。これは、高い安全性を有し、土地の有効活用ができ、合澤田有志)図2PCLNGタンクの構造2)図1世界の天然ガスの需要見通し1)283