用語解説


>> P.378

P.R.E「PRE」といっても聞いたことのない方も多いMoおよびNの添加が特に有効といわれています。と思われますので背景から説明します。これらの添加元素が耐孔食性にどの程度影響を有腐食に強いステンレス鋼といえども万能ではあしているかを指数として表しているのが、PREりません。使われる環境によっては思わぬ腐食、(PittingResistanceEquivalent)とよばれる孔錆が発生することがあります。ステンレス鋼の腐食指数です。PREは一般的に下式のとおり関連づ食の形態には全面腐食、粒界腐食、孔食、すきまけられています。腐食、応力腐食割れなどがあります。このうち局部腐食の代表例が孔食(Pitting)です。PRE=Cr%+3.3Mo%+16N%ステンレス鋼は「Crを適量含むことにより表面に安定な不動態皮膜を形成した錆びにくい合このPREを用いた孔食に関する報告は、最近欧金」です。この不動態被膜を局部的に破壊し、腐米で多く見られており、一般的となっているよう食するのが孔食です。孔食は写真1に示されるよです。ただし、報告によりMoの係数で3.0〜3.3、うにまるで虫に食われたような外観をしていまNの係数で10〜50程度と幅があり一概に比較できす。ません。シンプルでとても使いやすい指数ですが、耐孔食性能の評価方法としては、塩化第二鉄溶実験により導き出された計算式であり、あくまで液による腐食試験がJISG0578やASTMG48に規定耐孔食性の目安として用いたほうが良いでしょされていて、孔食による減量や孔の数によって材う。料の優劣を評価しています。ステンレス鋼の耐孔食性を高めるためにはCr,(1999年7月号)SUS鋼264腐食によって生じた孔PRE図1孔食の内部模式図図2PREと腐食減量の関係腐食減量写真1孔食試験後の試験片表面(JISGよる)0578ステンレス鋼の塩化第2鉄腐食試験方法にSUS鋼表面の不動態皮膜


<< | < | > | >>