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RISCチップコンピュータの核と言われているCPU(中央演算処理装置)には大別して2種類あり、それぞれとつの命令を読み、解釈し、実行するのではなく、図1のように一つの命令を解釈しているときに「CISCCPU」と「RISCCPU」と呼ばれています。すでに次の命令を読んでいるというCPU内部のコンピュータのCPUは、与えられた命令(プロ処理のことです。このパイプライン処理を行うと、グラム)を、その通りに実行します。この命令にCPUは高速に命令を実行できます。しかし、CPUは数多くの種類があり、その長さも様々です。が命令を解釈したり、実行したりする時間にばらCISC(ComplexInstructionSetComputer:つきがある場合には、このパイプライン処理がう複雑命令セット・コンピュータ)と呼ばれるCPUまく働かないことがあります。例えば、時間がかは、非常に多くの、しかも高機能な命令を理解すかる命令を実行すると、その間、次の処理は「待ることができます。現在、市販されている多くのち」の状態になってしまいます。この「待ち」時パソコンの内部には、このCISCと呼ばれる種類間の存在はせっかくの短い命令にも、直前に実行のCPUが入っています。された長い命令と変らない時間がかかることを意しかし近年になって、よくよく調べてみると、味します。RISCCPUの最大の特徴は、このパイこれら高機能の命令が実際に使用される頻度は非プライン処理の効果を最大限に生かすために、命常に低く、多くは単純な命令ばかりであることが令の長さを統一した点にあります。わかってきたのです。そこで登場したのがRISC現在、このRISCという種類のCPUはロボット(ReducedInstructionSetComputer:縮小命令などの産業用機器を初め、オーディオ機器や家庭セット・コンピュータ)というCPUです。このRICCPU用ゲーム機等、私たちの周りの様々なものに使用では、使用頻度の高い単純な命令のみを理解できされています。今後も各分野別に特化したRISCるようにし、さらに命令の長さを統一しました。チップが開発され、ますます私たちの身近なとここれにより、命令を読む速度、解釈する速度、実ろで使用されることになるでしょう。行する速度が一定になり、効率的なパイプライン処理が可能になりました。パイプライン処理とは、図1のように一つひ(1999年10月号)RISCチップ時間(クロック)時間(クロック)命令1FDRE命令2命令3FDREFDRF:命令を読むD:命令を解釈するR,E:命令を実行する命令1F命令2命令3命令4DFRDFERDFERDER(a)従来の処理(b)パイプライン処理図1従来の処理とパイプライン処理の違い265