用語解説


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SN鋼SN鋼(SteelsforNewStructure)は、建築物建築設計者は鋼材の降伏点に基づいて構造解析に一般的に使用されているSS,SM鋼に比べて建を行い、地震、耐風などに対する骨組みの終局耐築構造用としての信頼性をグレードアップしたも力、崩壊モードを評価しますが、実際に使用するので、1994年6月1日に“JISG3136建築構造用圧鋼材の降伏点がばらついていると、設計時に考え延鋼材”として制定されました。ていた部位とは異なったところで降伏が先行し、強度レベルは、400N/㎜2と490N/㎜2の2水準その結果骨組みは予測とは全く異なったモードでです。建築物での鋼材の使用部位を考慮し、400壊れることになり、著しく耐震性能を損なうことN/㎜2では種類をA,B,Cの3区分、490N/㎜2でがあるといわれています1)。そこで、ばらつきを小は種類をB,Cの2区分の計5種類に区分していまさくするために従来の下限値に加え上限値を規定す。A種は、二次部材やトラスのように弾性範囲内しています。さらに、新たに降伏比(降伏点/引で使用し、溶接を行わない部材に主に用いられる張強さ)の上限を規定し、局部的な崩壊に対する鋼種です。B種は、塑性変形性能と溶接性の確保を塑性変形能力を高めています。一例として490N意図したもので、耐震上主要な構造部材に主に用/㎜2の機械的性質の抜粋を表2に示します。いられる鋼種です。C種は、ボックス柱のスキンプ厚さ方向に応力が集中するような部材に使用さレートなど板厚方向の性能をも重視する部材に主れるC種では、溶接による板厚方向開裂性を防止に用いられる鋼種です。するためSをさらに厳しく規定する(表1)とともこの鋼材が従来鋼(SS,SM鋼)よりも優れていに、新たに厚さ方向特性として絞り値を規定してる点について説明いたします。機械性能や溶接性います。を考慮し、りん(P)および硫黄(S)の上限値を内部品質を保証する超音波探傷試験は、B種で表1に示すように、従来鋼に比べて低く規定しては受渡当事者間で協定した場合に実施し、試験をいます。行ったものにはSN400B―UTなどと種類の末尾に化学成分値から鋼材の溶接性を評価する重要なUTの記号を付加します。C種では実施が義務付け因子である炭素当量(Ceq)を、新たにB種とCられているので、UTの記号は付加しません。種に規定しています。炭素当量が低いほうが溶接参考文献性は良好です。受渡当事者間の協定によっては、1)加藤勉:鉄と鋼、74(1988),P.951炭素当量に代わって溶接割れ感受性組成(Pcm)が適用でき低温割れに対し安全な方向となります。(1995年9月号)表2機械的性質の抜粋種類SN490B612以上未満以上3251216325445以上未満以上以下SN490C該当なし該当なしSM490A,B,C325以上325445325445以上以下以上以下え超以下以上以下以上を40100295415295415を超え40以下以上以下以上以下以上325445325445315降伏点または耐力N/mm2鋼材のさ厚16mm16鋼材降伏比さ厚以上未満の1216%mm16100以上以下612以上未満――80以下80以下以下該当なし該当なし80以下295以上――――――表1化学成分の抜粋種類P(%)SBC0.0300.0200.050以下以下以下0.0150.0080.050以下以下以下0.035以下0.035以下SN400B,SN490SNSS400C400,,SSSN490490SMSM400490BB,,CC198


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