神溶会コーナー

サポーターリレー(関東地区)


『サポーター制度』。これは一言には、当社が溶接技術に対する並々ならぬこだわりを持つ事の象徴と言えます。『技術営業力の強化』をテーマに、当制度が開始されたのが2004年。近年では更に業種別に特化した内容を織り込んだ『業種別マイスター制度』を設定し、鉄骨・自動車・造船のお客様へより高いレベルでご協力できる体制を目指しています。今回は最も基礎的な内容を行う『サポーター』と、関東地区で主要な業種である『鉄骨・自動車』に内容を絞り、ご紹介をしていきます。

① サポーター

主には材料・溶接施工・当社商品の基礎的な内容の座学講習と、実際に溶接を経験して頂く実技講習の双方を行います。座学では、半自動の基礎知識や鉄鋼・溶接材料・溶接施工・当社商品知識の講習会を行います。受講者も若手初心者が多く、我々も様々な例えや、成功・失敗等の実体験を元に分かり易く講習する事を心がけています。実技講習では、当社の代表的な銘柄であるFAMILIARC™ Z-44・FAMILIARC™ SE-50T・FAMILIARC™ MX-Z200を使い、実際にすみ肉溶接を行っていただきます。『百聞は一見に如かず』の言葉どおり、実体験してもらう事で、受講者の理解もより一層深まります。また、夏に開催する事も多く、暑い中で汗をかくので、溶接作業者皆様の日々のご苦労を実感したなどの声も多く聞かれます。

サポーター座学講習

座学・実技・試験を計2日間で実施し、採点結果で一定ラインの方は合格。優秀な方には上位資格の受験資格が与えられます。神溶会の皆様からも最も感謝される活動であり、現在は582名の資格保有者がいらっしゃいます。今後も極力、皆様が気軽に参加できるよう図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

サポーター商品知識資料抜粋

② 鉄骨マイスター

鉄骨勉強会座学

2014年度は鉄骨市場も復調の兆しがあった事から、新潟・北関東・長野・東京の4地区で実施し70名が受講されました。市況動向や自動化、高能率化をテーマに午前中には座学を行い、午後からは高能率施工につながるFCWを中心とした実技講習を実施しました。オリンピック開催が決定し、にわかに鉄骨全体が活況を呈しつつありましたが、一方で溶接工不足や短納期への対応が要望として上がっており、当社鉄骨ロボットや鉄骨向けのFCWを中心に紹介しました。東京地区は当社藤沢事業所で開催した事から、鉄骨ロボットの実機見学も行い、新商品である『REGARC™シリーズ』の低スパッタ施工を実演しました。

鉄骨勉強会ロボット見学

③ 自動車マイスター

鉄骨に続く次の業種別資格として、2014年度に同じく新潟・北関東・長野・東京の4地区で開催いたしました。自動車の構造や主要部品の紹介、また薄板施工技術のかんどころ等を中心に座学講習を行い、終了後にテストを実施。75名が合格され、かんどころ要素の詰まった『自動車エキスパート手帳』を配布しました。自動車向けは当社でも差別商品が多く、Znめっき鋼板向けの『J-Solution™』、耐塗装製を向上したスラグレス施工『MX-MIG プロセス』などの新商品もご紹介しました。

以上、紙面より詳細割愛した部分はありますが、今後数回にわたり全国各地区におけるサポーター制度の取り組みをご紹介したいと思います。今後ともお客様・神溶会の皆様とともに発展を継続すべく、邁進してまいりますのでよろしくお願いいたします。


(株)神戸製鋼所 溶接事業部門 営業部
 西日本営業室 四国営業所 杉山 国太郎
 (6月1日付にて東日本営業室より異動)

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