特集

神溶会総会開催


5月12日(火)台風6号が近づき天気が心配される中、例年の通り神戸ポートピアホテルにて神溶会本部総会が開催されました。北から南までの指定商社・地区指定商社の代表の方々、当社溶接事業部門の幹部・スタッフ総勢約100名が参加いたしました。

冒頭、この度株式会社神戸製鋼所を去られる(6/24株主総会後)専務取締役 前 溶接事業部門長 粕谷 強より会員の方々へ御礼の挨拶がありました。

次に、新しく溶接事業部門長に就任した輿石 房樹氏より挨拶がありました。日頃の販売に対する御礼、大役を担うことになったが何とか頑張って行きたい、と初心表明。その後自己紹介、溶接事業概況、国内事業の重要性などを述べました。

その後、有園営業部長より溶接材料の需要環境について、業種別営業活動、サポーター活動について報告がありました。

休憩の後、2007年1月に廃業寸前の和歌山電鐵事業再生にあたり、貴志川線貴志駅の「たま駅長」を生んだ、両備グループ 代表兼CEO 小嶋 光信氏による特別講演『たま駅長を生んだ忠恕の経営』がありました。


株式会社神戸製鋼所
専務取締役(2015.6.24 退任)
神鋼環境ソリューション株式会社
代表取締役社長(2015.6.24 就任)
粕谷 強

3月末をもちまして、溶接事業部門長を退任致しました。本当に長い間ありがとうございました。神溶会 全国総会とのかかわりを振り返りますと、神溶会50周年以降、約15年に亘り営業部長として、事業部門長としてお世話になりました。

2000年初めは非常に厳しい状況でしたが、中国の需要増に引っ張られて国内はかなり景気が良くなりました。そして、色々な原材料が高騰し、皆様に多大なご協力を頂きながら、製品価格に反映し値上げをさせて頂きました。その後大きな出来事としては、リーマンショックがありました。需要が大きく落ち込んで、生産面で能力を少し絞って対応したり大変苦労致しました。そして2011年には非常に悲しい出来事、東北の大震災がございました。この際には神溶会の皆さんにご賛同頂き、復興支援のキャンペーンを致しました。非常に印象に残っております。

この期間を通じまして特に心に残っておりますのは、神溶会の皆様と共に、サポーター制度を中心として、技術営業を皆で高め、神溶会メンバー全員が人材育成ということに非常に粘り強く取り組んで頂いたことです。この一環した活動には本当に敬意を表しております。本当に長い間ありがとうございました。

この4月から神鋼環境ソリューションに勤めております。主に国内各地の水処理やゴミ焼却などの環境面の仕事をしております。仕事柄、これからも全国各地で皆様にお会いする機会や、お仕事で何らかの関係があるかも知れません。その時を楽しみにしております。

最後に皆様のご健勝と各社のご隆盛の元に神溶会が益々発展致しますことを、そして今までにも増して神戸製鋼溶接事業部門に熱いご声援を賜りますよう、よろしくお願い致します。

株式会社神戸製鋼所
常務執行役員(現 常務取締役)
溶接事業部門長
輿石 房樹

この4月より粕谷さんから溶接事業部門長を引き継ぎました輿石でございます。

たいへんな大役ではありますが、一生懸命頑張ってまいりますので、是非ともよろしくお願い致します。本日は、お忙しい中、この神溶会全国総会にご参会頂き、まことにありがとうございます。

また日頃より、神戸製鋼の溶接材料、溶接ロボットを販売頂き、更にはこの神溶会活動に積極的にご参画頂き、ありがとうございます。この場をお借りし、改めて御礼申し上げます。

私は神戸製鋼に入社しまして、31年になりますが、そのほとんどを藤沢の開発部門で業務をしてまいりました。この神溶会全国総会には、開発部長の頃から出席はさせて頂いておりましたので、ご存知の方も多いかと思います。入社当時は、ステンレス鋼用フラックス入りワイヤ、「DWステンレス」の開発を担当しておりました。その後、新しい溶接材料やプロセスの開発を担当し、「SEワイヤ」、そして開発者として最後の方には、現在売上が好調な鉄骨ロボットに搭載しているREGARC™プロセスの開発をしてまいりました。

このREGARC™を搭載した鉄骨ロボットが、本年、神戸製鋼グループ最高の社内表彰である田宮賞を受賞致しました。これは社内の業績、ならびに社会貢献も評価される賞なのですが、一番の金賞を受賞しました。これも拡販をして頂いている神溶会の皆様のお陰です。ありがとうございます。

プライベートに関してですが、プロ野球は、粕谷さんは大の阪神ファンであったかと思います。私は大阪生まれではあるのですが、野球は巨人ファンです。小学生の頃、「巨人の星」が流行っていたことが大きく影響しています。

ゴルフに関しては、入社してわりとすぐに始めましたので、キャリアは30年近くになりますが、開発のようには技術の向上が果たせておりません。最近購入したパターは少し調子が良い感じはしています。

さて、私どもの溶接事業の状況を少しだけお話しさせて頂きます。

国内市場は皆様の方がご存知かとは思いますが、建築鉄骨は比較的堅調に推移しております。お陰様で、鉄骨ロボットならびにソリッドワイヤの販売は絶好調であります。一方で、ロボット、ワイヤの需給に関してご迷惑をおかけしております。引き続き、改善に努力をしてまいりますので、よろしくお願いします。造船に関しましても、先行き不安はありますが、FCWの販売は足元、堅調であります。

一方海外市場は、原油安に伴い、私どもの主力産業である海洋構造物の工事やプロジェクトが遅延気味であります。その中で、アセアン、中国などで如何に拡販していくかが課題となっています。アセアンでは、マレーシアで被覆アーク溶接棒の生産能力を拡大しました。今後も被覆アーク溶接棒の拡販に更に力を入れてまいります。また、中国では今年、青島神鋼でのFCWの生産能力の拡大を進めてまいります。

先月私どもの茨木工場で、溶接事業部門のQCサークル交流会を開催しました。国内工場と海外生産拠点が一同に介する1年に一度の交流会です。その中で、安定した品質を柱とした「ものづくり力」を強化することを改めて確認致しました。海外事業については、着実に前進させていきたいと考えています。

先月末、全社の業績とともに、溶接事業部門の業績も発表されましたが、お陰様で、昨年度2014年度の経常損益は、見直し予算を超過達成し、100億円を超えることができました。本年度も、粕谷専務を引き継いで、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」を目指した活動を行ってまいります。私どもの事業の基盤は何と言っても国内市場、国内事業であり、この神溶会であります。2、3年前に想定していた状況と比較しますと、国内市場は円安傾向、国内造船の「14年問題」の解消、そして2020年の東京オリンピック開催決定などで、少しずつ好転はしてきたと思います。ただし長期的に見てみますと、国内市場が大きく拡大することは見込めず海外メーカーとの勝負は継続します。その中で、神溶会の方々とは国内市場を一緒に守るために、WIN-WINの関係を改めて築いていきたいと考えています。私ども神戸製鋼が、メーカーとしての役割をしっかりと果たしていくべきと考えます。

賀詞交歓会の挨拶などでもお話しをさせて頂いておりますが、その原動力は「強い商品力」と「技術営業力」であると確信しています。日本のユーザーに溶接の重要性を再認識してもらい、溶接の自動化や効率化、また安全性の向上、環境改善の提案をどんどんとしていきたいと思っています。そのためにも、商品力を高めるための的確なユーザーニーズを、神溶会の皆様から提供して頂きたいと考えます。昨年、立向上進性を改良した造船向けフラックス入りワイヤ(FCW)なども市場展開を始めました。鉄骨向けFCWについても改めて検討を始めております。自動車や建機などにも新しい溶接ソリューション技術・商品を提供したいと考えます。

また技術営業力は、溶接エキスパート育成活動などで皆様と協力しながら高めていきます。神戸製鋼がメーカーとして提供する商品・技術、そしてサービスの価値を、皆様と一緒に高める活動を、改めて全力で推進したいと考えます。是非ともよろしくお願いいたします。

冒頭、自己紹介をさせて頂いたように、溶接技術に関わって30年以上になります。溶接は世界の産業、ものづくりを支えるキーテクノロジーです。その開発に関われたことを誇りに思っています。また最近のニュースで、明治の産業改革として、鉄鋼や造船重工業などが世界遺産に登録される可能性があるというのは、非常に嬉しく思います。釡石にあるという橋野高炉跡などは是非とも一度行ってみたいです。

ある同僚が、「溶接は1+1が2にならないから難しい」と嘆いたことがあります。私は常々、「溶接は1+1が2にならないから面白い」と思っています。溶接条件が適正でないと簡単に2以下になりますし、開発では、いろいろな条件を、施工を改良することで、3にも4にも5にもなると思っています。

結びにあたりまして、この神溶会のますますの発展、ならびに本日ご参会の各位、またご家族のご健勝とご多幸、ご繁栄を心から祈念するとともに、神戸製鋼所・溶接事業部門への一層のご指導、ご支援をお願い申し上げ、神溶会全国総会での挨拶とさせていただきます。

私も皆様と一緒に頑張りますので、今後とも神溶会活動をよろしくお願いします。

「神溶会」日本のものづくりを支える、技術営業集団に!!

■ 販売概況(抜粋)
1. 溶接材料の需要環境について

神溶会会長
株式会社神戸製鋼所
溶接事業部門 営業部長
有園 博行

 2013年度以降回復基調。2014年1-3月期には、消費税増税前の駆け込み需要が発生し、その反動で2014年度初めは減少したものの、緩やかに回復しました。2015年度は上期微減、下期は建築鉄骨・自動車の回復を期待し、対前年度比微増と予測しています。

1. 1 建築鉄骨の概況

  • 2015年度の概況
  • 2015年度上期、足下は若干の需要低下、主に大型案件を中心に加工の端境期と推定しています。
    建築分野は、人手不足により、設計、鉄骨加工、建方工事等含めて生産能力が不足しているとの報道がされています。全般的には需要はあるとされる一方で、端境期が発生するなど、人手不足の問題が生産動向に影響を与えていると推測しています。
  • 本年下期以降に回復を期待も、人手不足は継続した課題。
  • 過去は、700万トンを超える加工量があり、リーマンショック後も回復はしたものの、人手不足、生産能力の課題を考えれば、2015年以降も510万トン+αの需要と予想せざるをえません。

1. 2 自動車の概況

  • 2013年度後半の消費税仮需の影響を大きく受け2014年前半は生産落ち込み、後半以降での回復を期待するも2013年度:991万台⇒2014年度:959万台と減少しました。
  • 2015年度の国内の自動車の販売予想は、更に2014年度を下回るとみています(軽自動車増税が2015年度より実施され、3月までの仮需影響により、軽自動車を中心に販売台数は減少するとの見方)。乗用車は前年比横ばいと見ていますが2015年度も大きな回復は期待できないとみています。
  • (生産台数予測)
  • 一方、世界全体では自動車需要は伸び続けており、海外生産は増加傾向です。海外工場への日本からの部品供給等がどの程度、溶材需要に影響を与えるのかを注視して参ります。

1. 3 造船の概況

  • 円安影響を大きく受けている業種であり、2014年の竣工量の統計値は前年比減少しているものの、2013年以降の急激な受注回復により各ヤードの稼働は回復傾向にあります。
  • 日本の各造船会社は、2013年・2014年と円安を背景に受注を伸ばしました(中国・韓国の2014年受注量は前年比減少)。
  • 2015年度は受注量の面では、一服感が出るだろうというのが現在の予想ですが、2017年あるいは造船所によっては2019年近くまで線表を埋めたことから、2015年も堅調な需要を見込んでいます。課題は溶接工・塗装工といった技能労働者の不足、大きな稼働増加は期待できないと予想しています。
(KSL:造船向FCWの販売量)

2012年下期100とした指数で表すと2013年第1四半期を谷(85)として回復傾向にあり、2014年度第1四半期で104、2015年度も緩やかな増加基調にあります。


1. 4 ソリッドワイヤの需給状況

  • ここしばらくは、このMGワイヤのデリバリに関して、神溶会の皆様には大変なご協力をお願いして参りました。
  • 神溶会商社全体のソリッドワイヤ在庫率は、2014年度の後半以降、ほぼ、1ケ月を超える水準に回復し、安定的な水準になりました。
  • ただし、鉄骨システム用ワイヤの2、3銘柄については、依然ユーザー別の使用状況等を管理しながら供給を続けているものが残ります。これについても徐々に生産体制を整えつつありますので、引き続きご協力をお願い申し上げます。

2. 業種別 営業活動

国内溶材需要の向先は、鉄骨建築、造船、自動車の3業種が全体の8割を占めます。神戸製鋼は過去から、この3業種を主要業種と位置付け地区別の営業と並行し取り組んでおります。業種別に、重点商品や施工法を紹介いたします。

2. 1 建築鉄骨

(1)鉄骨溶接システム
  • 鉄骨溶接ロボットは、非常に好調な販売実績。鉄骨における自動化は大きく進み、少し古いデータですが、約7割のファブがロボットを導入・ファブ1社あたりでは3.5台のロボットを保有しております。製作時間が半分以下に短縮されることが導入する大きな理由です。近年、建設業全体において、溶接工を含めた技能労働者(職人)が不足し、建設業者の社数の減少に加えて、建設業全体でも働く人は数年前の7割に減少したことも背景にあります。
  • 神戸製鋼では、コア専用から、柱大組まで様々な工程規模に応じたシステムをラインナップ。神戸製鋼はバブル経済末期の1980年代後半よりこの分野に後発メーカーとして参入しました。この建築鉄骨の業界には、人手不足という問題と、震災によって様々な建築基準の改正や、規格の厳格化要求があります。それらの課題に対応した溶接ロボットシステムとワイヤの開発を続けた結果、鉄骨ロボットシステムの分野では、唯一勝ち残りました。
  • REGARC™という独自のアークプロセスが好評です。これにより、かつてから大きなニーズであった溶接時のヒューム・スパッタの低減を実現しました。
  • 溶接後の部材に付着するスパッタを圧倒的に減少させることで、溶接後の後処理であるスパッタ除去作業を従来の1/4の時間に短縮。またノズルに付着するスパッタも減少することから、ノズル清掃・交換の為に、溶接作業を停止する時間も削減できました。
(2)鉄骨向けフラックス入りワイヤの開発
  • 鉄骨の場合、FCWによるビード外観の良さと効率化がポイントとなります。
    FAMILIARC™ MX-Z200MPという水平すみ肉用のワイヤは、4年前の発売以降、順調に販売拡大しています。
  • 一度の溶接で大きな溶接ビードを付けるFAMILIARC™DW-50BF、TRUSTARC™ DW-60BF、或いは建築現場で多用される立向き溶接専用のワイヤFAMILIARC™DW-100V、FAMILIARC™ DW-55V等も好評です。鉄骨溶接はソリッドワイヤが主に使用されますが生産性向上や、溶接時の品質の面で、フラックス入りワイヤならではの特長を生かしたワイヤ開発に引き続き努めます。

2. 2 自動車

主に2つの大きなニーズがあります。

ニーズ① 亜鉛めっき鋼板の増加:自動車の足回り部材には、強度に加え錆びに強い・耐食性要求

ニーズ② 自動車自体の軽量化(薄板化)にともなう鋼材の高強度・ハイテン化

それぞれに対応した溶接ワイヤ・施工法を開発しています。


2. 3 造船

  • タンカー座礁・船体破壊による海洋汚染事故をきっかけに世界的に船舶の船体構造や強度の見直しを、船級協会が主体に進め、CSR(共通構造規則)を制定しました。
    ⇒補強材の増加、鋼材の板厚増など、溶接量増加へ
    ⇒溶接工程の更なる効率化ニーズ
  • すみ肉溶接(全体の70%)の効率化・自動化は、50年前は電弧棒(70cm、80cmの長い溶接棒を使用するグラビティ溶接)→FCWでの溶接→多電極化(一度にアークを出す本数が、2本から4本と増加)とすすんでいます。最新のTRIFARC™という溶接方法では、一度に6本のワイヤを使用します。単純な溶接速度ではグラビティ溶接から5 ~ 6倍となりました。
  • TRIFARC™法は、片側3本のワイヤの内、2本のMXワイヤに1本のMGワイヤをフィラワイヤとして追加することで、安定した高速溶接と、耐ピット性を実現した施工法。現在、日本国内、更に、現在自動化の波が押し寄せる中国においてもPR中です。

3. サポーター活動

神溶会各社の溶接サポーターが業種別の営業活動の担い手となっています。溶接サポーターの資格者は全国で2,194名に(5年前は1,500名程度)。特にWES2級の資格を持つシニアサポーターは700名を超え、今や神溶会が大きな技術営業集団となりました。

2011年より、業種別のサポーター教育を【業種別エキスパート制度】としてスタート、鉄骨・自動車において、溶接だけでなく、業種の業界知識や、技術的な課題・方向性も含めた幅広い講習を行い、ユーザーと様々な情報交換ができる営業マンの育成を目指しています。

2014年度末、造船エキスパート制度を開始、既に118名の造船マイスターが誕生しています。

教育テキストとしてエキスパート手帳を作成し、これを叩き込めば、ほぼ造船営業の基礎は習得できる内容です。本年度も造船に加え、鉄骨・自動車とも、各地区神溶会にてリピート開催。会員各社の営業マン教育にご活用頂きたいと思います。

 資格者数備考
溶接サポーター2,194 
 シニアサポーター(747)WES2級取得
 エキスパートサポーター(215) 
 シニアエキスパートサポーター(37)WES1級取得

(まとめ)

それぞれの業種別に、溶接工程における様々な課題があります。建築鉄骨・造船においては、現在は人手不足・生産性向上が、納期遅延にもつながりかねない大きな問題としてあり、自動車は過去の燃費向上の歴史をみましても、まだまだ車の構造上の技術進化は続きます。

それらのユーザーの技術進化、課題解決に対応した、溶接に関する商品開発を続けていく必要があり、また開発された商品の適正な価値をもって、市場に浸透頂く為に神溶会の皆様には、プロの人材育成を行うサポーター活動にご協力をお願いいたします。

人手不足・生産性向上の課題を抱える日本のものづくりにおいて、溶接における技術・品質向上が発揮できる時代です。この神溶会組織そのものが、日本で最も信頼される溶接ソリューション集団として、日本のものづくりを支える、神溶会での人づくりの活動を今後も継続して参ります。

地区指定商社代表ご挨拶(抜粋)

株式会社東酸
代表取締役社長
葛西 信二 氏

先程来、輿石常務、有園部長より神戸製鋼の力強いお話を頂き、神溶会会員として非常に安心致しました。

東北の状況ですが、東日本大震災後4年経過しました。現在、全ての原子力関連は停滞したままです。また、輸出産業は東北には大きいものはありませんのでアベノミクスの恩恵は受けておりません。しかし、今年から復興工事は一歩ずつではありますが、確実に進んでおります。また、東北にはHグレード、Mグレードのファブさんが多いのですが、このファブさんが公共物件で非常に元気です。この7月から工場の稼働率が上がるのではないかと思います。溶接材料、ロボットの安定した供給をよろしくお願い致します。

神戸製鋼といえば、高品質・高い技術、これがうたい文句でありますので、これからも他社メーカーが追随出来ないような溶接材料、溶接システムを開発して頂きたいと思います。

これからも我々神溶会メンバーは神戸製鋼とコミュニケーションをより深めて前に進んで行きたいと思っておりますので、今後ともご指導・ご鞭撻を頂きますよう、よろしくお願い致します。

特別講演『たま駅長を生んだ忠恕の経営』

両備グループ
代表 兼 CEO
小嶋 光信 氏

小嶋氏は「地方公共交通の再生請負人」とも呼ばれ、2006年に南海電気鉄道(株)から貴志川線の経営を引き継ぐために和歌山電鐵(株)を設立。

三毛猫「たま駅長」「ニタマ駅長」や改装電車「いちご電車」「おもちゃ電車」などユニークなアイデアで再建されました。

さる6月22日、和歌山電鐵(株)たま駅長が16年の天寿を全うされました。心より哀悼の意を申し上げます。(6月28日付で名誉永久駅長に就任)

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