特集

世界に飛躍するARCMAN™鉄骨溶接システム


神戸製鋼はアメリカで初となる鉄骨溶接ロボットシステムをBeck Steel社(テキサス州ラボック)に納入しました。H形鋼を用いた構造が主体の米国向けに開発された新溶接システムはARCMAN™MP,SENSARC™AB500、15トンポジショナ(18m)より構成。溶接材料は、ロボット溶接専用フラックス入りワイヤFAMILIARC™MX-50Rを使用します。同ワイヤはAWS D1.8 Seismic Supplement(耐震性構造建築物の溶接に関する附則)に準拠したワイヤです。

Beck Steel社
Beck Steel社
Beck Steel社納入の新システム
Beck Steel社納入の新システム

実ワークでのロボット教示は不要で、ワークの寸法をパソコンにインプットする簡単教示。ポジショナによりロボット溶接の適用範囲を拡大し、ベースプレート、スチフナ、シェアプレートなどの低スパッタ溶接を実現しています。

簡単教示
簡単教示
ベースプレート
ベースプレート

スチフナ
スチフナ
シェアプレート
シェアプレート

Beck Steel社のJohn Beck Jr. 社長兼CEOより、
溶接ロボットシステムの納入にあたり、
神戸製鋼への期待を込めて
メッセージをいただいています。

John Beck Jr. 社長 / Beck Steel, Inc.


私たちBeck Steelは、常に変化するマーケットに対応する「イノベーション」の必要性を痛感していました。生産性や溶接品質の改善は必須で、いくつもの会社にコンタクトしたところ、KOBELCOを採用してきた主にアジアでの評価から、KOBELCOは我々のような重量構造物を製造する産業のすべての要求に応える唯一のメーカと知りました。もう一つ大事なことは溶接材料。KOBELCOは、私たちが必要とするものを提供できる、溶接材料でも比類なきメーカです。

私にとって一番重要なのは、プロフェッショナルな人材です。KOBELCOは私たちの声を、何を望み、何を問題としているか、オペレータ教育を含むすべての懸念を聞き・理解してくれ、私はこの溶接ロボットシステムを使いこなすことができると確信しました。

私たちが提起したすべての問いにKOBELCOは応え、懸念は払拭されました。KOBELCOのプロフェッショナリズムはアメリカのメーカにとっても見本となるものです。


*Beck Steel社の溶接ロボットシステムとJohn Beck Jr. 社長のインタビューはホームページに近日公開予定です。



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