溶接ご法度集-16 各種溶接材料編（2）
ガスシールドアーク溶接　その5

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スプールワイヤを箱から取り出して送給装置に装着する際、スプールのフランジを持って運搬しないようにしましょう。

フランジを持つとフランジ幅が広がってしまい、使用中にワイヤが深く食い込んで送給がストップすることがあります。

ワイヤ装着の一連の作業は、「ワイヤを送給装置にセットする→ワイヤの端止めを外す→ワイヤ先端部をペンチで切る→ワイヤを受け口（インレットガイド）に差し込む」というものです。

ワイヤ先端をペンチなどで切り取る際は、右図のように必ずワイヤのスプール側を持つようにします。誤った切り方をすると、ワイヤがバラけ、「モツレ」「絡み」の原因となります。

＊YouTube【溶接講座】にて「溶接ワイヤの正しい取り付け方」を動画で紹介しております。ご法度77、78をくわしく知りたい方はぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL14cHfui9398jkiZuZlbEnCf-PUibvw8W

(株)神戸製鋼所溶接事業部門マーケティングセンター
マーケティング企画室　原田　和幸