溶接110番・溶接レスキュー隊119番


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藤沢0466―20―3000溶接110番溶接番大阪06―6206―6400LB52TとLB52Uの特徴作業場の溶接棒の整理棚に溶接棒の特徴を明記し、誤使用を防止しようと思っています。初歩的な質問ではありますが、LB52TとLB52Uの相違点を教えてください。(神奈川県O鉄工所)まず、銘柄名称の意味からご説が、LB52UはJISZ3211(軟鋼金属の機械的性質の一例をしめし明します。「LB52」という「T」や用被覆アーク溶接棒)D4316に属ます。「U」が末尾についていない銘柄します。なぜ、52の表示で軟鋼なもあります。この「LB52」から説のかと言いますと、当初はJISZ次に使用特性について説明しま明しますと、初めのLBとはスラ3212D5016に属していましたが、す。グシールド型の低水素系溶接棒でその後JIS技術者検定の受験に使〔LB52T〕あることを意味します。次に52は用する溶接棒がJISZ3211の認全姿勢において溶接作業性が良490N/㎜2(50kgf/㎜2)級高張力鋼定品でなければならなくなったたく、立向下進溶接も難なくできま用であることを示しています。め、便宜上JISZ3212からJISす。最も優れているのは、再アー「LB52」は最も一般的な490N/㎜2Z3211へ規格変更したわけです。ク性が良い点で、このため、断続級高張力鋼用低水素系被覆アーク従って規格は軟鋼用であっても強溶接や仮付け溶接がきわめてやり溶接棒です。度的には490N/㎜2級高張力鋼のやすく、さらにスラグのはく離性では、LB52TのTですが、こ溶接にも使用できます。なお、現も良好です。れはTackwelding(英語)の頭文在ではJIS規格の溶接技術検定の〔LB52U〕字を採って仮付け専用棒であるこ基準が改定され、490N/㎜2級高裏当て金なしの継ぎ手の初層溶とを表しています。張力鋼用低水素系被覆アーク溶接接すなわち裏波溶接においてきわLB52UのUはUranami(なぜ棒も使用可能になっています。めて良好な作業性を発揮します。か日本語)の頭文字を採って裏波両者とも、低水素系タイプであ表側から一層溶接で裏側ビードに専用棒であることを表しており、りCaCO3(炭酸石灰)を主原料に均一で十分なスラグが被りますのそれぞれ使用目的が違います。しており、水素源になる有機物はで、綺麗で良好な裏ビードが得らJIS規格の分類では、LB52Tは含まれないので、耐割れ性能に優れます。また、スラグのはく離性JISZ3212(高張力鋼用被覆アーれています。また、溶着金属の機も良好です。全姿勢溶接の必要なク溶接棒)D5016に分類されます械的性質も良好です。表1に溶着場合の多いパイプの突合せ継ぎ手表1溶着金属の機械的性質の一例銘柄LB52TLB52U降伏点(N/㎜2)引張強さ(N/㎜2)伸び(%)吸収エネルギー0℃(J)4504805405603231180130やJIS技術者検定、溶接コンクールなどの裏波溶接には最適な溶接棒です。(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー営業部技術サービス室)熊谷英一11


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