>> P.50
藤沢0466―20―3000溶接110番溶接番大阪06―6206―6400磁気吹きについて平板の突合わせ溶接で、母材終端部に近づくにつれて、アークが不安定になるのはなぜですか?また、対策があれば教えて下さい。(三重県H工業所)パイプなどの細長いワークの溶それでは、磁気吹きはなぜ起こらアースを取る。接や厚板の開先内の溶接で、母材るのでしょうか?溶接物の形状③十分な幅をもったタブ板を使の終端部にくるとアークの吹き付や大きさ、材質や押さえ治具など用し、母材への取付けはしっかけが不規則に動き回ることがありの影響が複雑にかかわりあってくり溶接する。ます。このような現象を「磁気吹るので一概には言えませんが、図④溶接物から直接アースを取き」と呼んでいます。磁気吹きが1(a)に示すように磁界中の導体る。生じると、アークの向きが変わっに電流を流すと、導体に力が働く⑤アースケーブルをコイル状にてアークの安定性やビード形状なことはフレミングの左手の法則と巻かないようにする。どに悪影響を与えます。この状態してよく知られています。このと⑥余分なケーブル類は溶接線のが激しい場合には、異常なアークき導体のまわりの磁界は、図1近くに置かず、できるだけ離し音となり、大粒のスパッタが飛散(b)に示すように導体中を流れるておく。したり、パンパンとアークがはね電流によってできる磁界と、図1⑦短い溶接が多数含まれる部材たり、ときにはアーク切れが起こ(a)のような一様な磁界との合成の溶接では、交流アーク溶接をることもあります。その溶接部はで図1(c)のようになります。磁活用する。当然溶接欠陥が発生する確率が極力線密度の大きい部分が小さい部めて高くなります。分の方へ力を及ぼすので、導体は以上のようなことが有効な手段に磁気吹きは、直流アークに顕著手前の方へ押されることになりまなります。これらの点を参考にしに見られる現象で、交流アークです。この力によってアークは曲げて溶接作業をチェックしてみてくは直流アークに比べて起こりにくられると考えられます。ださい。くなります。これは交流が正・逆一般的な磁気吹き現象の防止対を一定期間で反転しているため策を以下にまとめました。に、交流一サイクルの半分の期間①アースから遠ざかる方向に溶では、磁気吹きが成長する暇がな接を進める。いからだと考えられています。②細長い母材の場合は、両端か(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー営業部技術サービス室)金子和之磁力線SN力電流電流磁力線電流磁力線力(a)(b)(c)図1電流に働く力、電流による磁界11