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藤沢0466―20―3000溶接110番大阪06―6206―6400低水素棒の衝撃性能について赤カタログを見ていて気づいたのですが、低水素系の溶接棒が他の被覆系の溶接棒よりも吸収エネルギーが高いのはなぜですか?(千葉県M工業所)いつも赤カタログを細かく見てなるものです。この“ねばさ”はて、Mn,Siが多く含有されていいただきありがとうございます。温度によって異なり、温度が低くます。今回のご質問の吸収エネルギーとなればなるほど“ねばさ”がなくMn,Siが高いということはそは、シャルピー衝撃試験値のことなり“もろく”なります。従ってれだけ強く脱酸されているというであり、図1に示すシャルピー試どの溶接棒を使えばよいかということを意味していますので、必然験機とVノッチに加工された試ことは、溶接する構造物が何度で的に溶接金属の酸素含有量が少な験片によって測定されます。この使用されるかによって決まりますくなります。低水素系溶接金属のシャルピー試験は、一定の高さ(図が、一般的には低水素系の溶接金酸素含有量が約300ppmに対し中のh1)に持ち上げておいたハ属は他の被覆系より衝撃値が良いて、他の被覆系の溶接金属は800ンマーを落下させ、下にセットし(ねばい)と言えます。もちろん〜1000ppmもあります。溶接金た試験片に衝突させて壊す試験で温度がマイナス20℃以下になれば属中の酸素含有量が多いというこす。はじめに振り上げた高さ(h被覆を低水素系にするだけでは不とは、非金属介在物が多いという1)と衝撃後に振り上がった高さ十分でNiなどの合金元素の助けことを意味し、この非金属介在物(h2)の差(h)にハンマーの重を借りる必要があります。(主として酸化物)は衝撃値を低さ(W)を乗じたものが、破壊の低水素系溶接金属の吸収エネル下させる作用があります。ために消費(吸収)されたエネルギー(衝撃値)が良い理由はふた溶接金属中の酸素含有量が多くギーということになります。これつあります。ひとつは、溶接金属なると衝撃値が悪くなるという傾を“吸収エネルギー”と呼び、吸のMn含有量が多い(通常1.0〜向は被覆アークのみでなはく、他収エネルギーの大きい材料を“靭1.5%程度)ため結晶粒の細かいの溶接法でも同じで、その金属の性の高い材料”と呼びます。その組織となっています。結晶粒が大酸素含有量を知ることは衝撃値を単位はJ(ジュール)で表します。きい場合には破壊は直線的に進み知るひとつの目安になります。衝撃値はその金属が“ねばい”か小さいエネルギーで破壊しますCO2溶接金属よりAr+CO2溶接金どうかを判断するひとつの目安にが、結晶粒が小さい場合には破壊属の方が衝撃値がよい理由も、こは結晶粒界で屈曲の酸素の影響が大きく寄与していし、ジグザグになっるものと考えられます。て進み、大きなエネ赤カタログには、銘柄紹介以外ルギーを要するためにもいろいろな情報が満載ですの高い衝撃値が得られで、一度じっくり目を通して見てるわけです。ください。また、赤カタログはホーもうひとつの理由ムページでもご覧いただけます。は、溶接金属中の酸http://www.kobelco.co.jp/素が低いということwelding/catalog/index.htmです。低水素系溶接金属は他の被覆系の溶接金属に比較し(㈱神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター)金子保7Whh1h2Wシャルピー試験片(10×10×55)図1シャルピー試験