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機を用いて施工した際、薄板や短いビードの溶接をする場合も同様で、溶接ワイヤの狙い(溶接中の溶接ワイヤ先端位置)がずれて溶接不良につながる場合もあります。4)送給不良ペールパックから、コンジットチューブ〜溶接トーチなどを通過させ溶接ワイヤを供給します。溶接施工中に何らかの原因で溶接ワイヤがスムーズに送給できなくなり、アーク長が大きく変動を繰り返して溶接ビードが部分的に細くなる(写真2参照)現象が発生した場合は、送給不良が原因である可能性が高くなります(神戸製鋼のロボットでは、溶接ワイヤの送給抵抗を確認できる機種もあります)。ペールパックをご使用中、残念ながら稀にこれらのようなトラブルが発生する場合があります。以下にトラブル発生を低減できる正しい使い方をご説明致します。3.正しい使い方1)専用補助治具についてペールパックを用いて施工される場合、専用の補助治具をご使用いただくことになります。これらの治具も正しく設置してご使用いただくことが、トラブル回避の第一歩につながるかと思います。(表1)に専用補助治具、(写真3)に実際に設置した一例を示します。2)ペールパックの取扱い(図1参照)ペールパックの中には、溶接ワイヤが300㎏前後収納されており、その上に溶接ワイヤが飛び出さないように押え板がセットされています。ペールパックの吊り方が悪いとペールパック本体が楕円に変形したり、乱暴に取扱い衝撃や損傷を与えると押え板が安定して落ちなくなり、溶接ワイヤの積層乱れが発生してトラブルの原因になります。図1のような吊り方や取扱いをされていないか、今一度ご確認ください。【影響】キンク・絡み・送給不良表1ペールパック専用補助治具品名アローハットガイドパイプ名称AH-500AH-660-コンジットチューブAMT-Cコンジットホルダー矯正機AMT-HAMT-KSRタイプAMT-KSFタイプAMT-KFHタイプAMT-KFFタイプ設置位置ペールパック直上アローパック直上ペールパックから送給装置送給装置パック直上・送給装置送給装置パック直上送給装置ガイドパイプAMT-KSRタイプAMT-KFHタイプコンジットチューブ衝撃傾け禁止転がし禁止衝撃禁止危険80cm以上のことアローハットペールパックコンジットホルダー片吊り禁止三角吊りは禁止推奨写真3ペールパックを使用した半自動溶接の一例図1パックの取り扱い方2022Spring16