技術がいど2012-201501


>> P.25

図6に示すように、アークに強弱をつける低周波重畳パルス波形(ウェーブパルス)とし、溶融池を揺らし、アーク直下の薄肉化期間中に亜鉛ガスの排出を促す。図5表面張力差による溶融池形状図6ウェーブパルス機能の原理-3-技術レポート[vol.522012-5](送給量一定の場合による電流増加)によるアーク力のの分解反応による冷却効果によりアークは緊縮(アーク増加を狙い、低S-低Mn系の組成とした。下進溶接のの電流密度が増加)する。その効果により、アーク直下場合、図5に示すように、表面張力の低い従来ワイヤにを掘下げる作用が得られる。そこで、一般的な80%比べ、重力に対する反力が高まるため、溶融池の先行Ar-20%CO2ガスよりもCO2比率の高い70%Ar-30%CO2が抑制されていることが確認できる。これらの影響によガスとすることで、耐気孔性が向上した。り、従来ワイヤよりも耐気孔性が向上する。この組成のワイヤは「MIX-Zn」と称し、亜鉛めっき鋼板3-3.電源【ウェーブパルス機能】溶接用ワイヤとして、本プロセスの一翼を担う。3-2.シールドガス【70%Ar-30%CO2】シールドガス中のCO2ガス比率が多くなるほど、CO2


<< | < | > | >>