技術がいど2012-201501


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<地元漁師との出会いと海の変化>(シロッコ)が主な原因だが、さらに、温暖化が拍車を島の漁村を訪ねた。漁港に浮かぶ数々の船、レスかける。魚の生息分布が教える環境変化。まさか、トランのオーナーもしている漁師さんから興味深い話欧州の著名な観光の島が、地球水環境の変化を受を聞く。海水温の上昇が魚の棲息環境を変え、今でけているとは。軟弱な地盤と地下水の利用による沈は、地中海に棲む魚までベネチア湾まで入ってくると下、そしてシロッコと温暖化による海面上昇で挟み撃いう。バラクーダ(オニカマス)は通常温かい南の海ちになるベネチア。住人は心穏やかではいられないに棲息する魚だが、アドレア海を北上し、今や地中現状だ。海から約2千キロも離れたこの湾で獲れるとのこと。これは、沖縄の魚が大阪湾で獲れるのと同じ。現に、<ベネチア島をさかさまにすると森になるそのわけ>大阪湾でも、南から北上した産業種の魚が獲れるよ土壌が軟弱な砂州の上に住まいを建てる。その方うになってきた。海は確実に変化している。海水温が法として取り入れたのは、森の木を使い、杭を建てる上がると、気候にも影響する。ことだった。家の基盤用に、またゴンドラや漁船の係留など多くの木材が使われたようだ。それ故、ベネチ<ベネチアを悩ます海面上昇>アの島をさかさまにすると森になるほど、杭が出てく海水温の上昇は、強い風を生み、高潮の時にはるという。確かに、ベネチアの風物詩でもあるゴンド水害を引き起こす。ベネチアの土地は、本土からのラの係留場所も、離島の漁船の係留も杭が今でも活川の流れが砂を運び、アドレア海の潮の流れと風で躍している。深さ6mから9mぐらいまで打ち込むとい作られた。ベネチア島民を悩ます海面上昇は、大潮、う。杭となる木々は本土から持ち込まれたが、その気圧の変化に加え、アドレア海南部から吹き込む風価値を理解し、昔から計画伐採がなされたという。離島の漁港。カラフルな漁船が係留されている杭に注目。様々な魚介類が並ぶ市場(ベネチア本島)。杭は様々な場所で役立っている。海水の浸入は島民の悩みの種。


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