技術がいど2012-201501


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技術レポート[vol.522012-9]写真4は、同試験体での直線部およびコーナ部の溶ように径や板厚、継手数により柱1本当たりのその時間接断面マクロ写真である。従来法と比べても各層においは長くなる。て十分な溶込みが得られていることが分かる。一方、では、Ar(80%)-CO2溶接ほどではないが、パルス溶接を適用しているが故にコンタクトチップ2-2.柱大組立溶接システムの長時間運転への対応が摩耗しやすく、長時間溶接や夜間無人運転では、チッ(チップチェンジャー)柱大組立溶接システムは、省スペース型コア・仕口兼用溶接システムに比べて継手数も多くなるため、溶接時間が長くなることが予想される。表5は、アークタイムおよびサイクルタイムの一例を示したものであるが、このプ摩耗の影響によるスパッタ増大やアーク不安定による溶接欠陥、また、ロボット停止が懸念される。そこで、柱大組立溶接システムの開発に当たり、新たに自動でチップを交換する装置『チップチェンジャー』を開発した(写真8)。写真4コラム板厚19mm直線部の断面マクロ写真6コラム板厚19mmコーナ部の断面マクロ写真5従来法コラム板厚19mm直線部の断面マクロ写真7従来法コラム板厚19mmコーナ部の断面マクロ板厚(mm)223240表5板厚・径・継手数別のアークタイム例径(mm)600600600継手数アークタイムサイクルタイム234234234約2時間20分約3時間30分約4時間30分約4時間約6時間約8時間約5時間20分約8時間約10時間30分約3時間20分約5時間約6時間30分約5時間30分約8時間20分約11時間約7時間20分約10時間40分約14時間30分写真8チップチェンジャー-3-


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