技術がいど2012-201501


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技術レポート[vol.532013-7]このように、神戸製鋼製溶接ロボットシステムは、周徴があります。辺機器と作業足場まで自社で設計・開発を行っているこ本システムでは、溶接線が短尺であることや、クランとで、お客様が望まれている仕様に柔軟に対応したシスプ治具との接触を回避して溶接線にアプローチすることテムを構想し提案することが可能です。が必要であったため、大電流MAGProcessでの適用とな4.新溶接施工技術大電流MAGProcess4.1大電流MAGProcessりました。4.3軟鋼ソリッドワイヤ大電流溶接近年、建設機械等の中・厚板分野で高まる溶接の高これまでは半自動溶接であったブームの溶接工程の能率化へのニーズに対し、高溶着、低スパッタ、深溶込効率化を図るため、ロボットによる自動化に対するサイみが可能な溶接施工技術として、フラックス入りワイヤクルタイムの短縮も要求に含まれていました。その数値(MX-A100D)と、電流電圧波形制御を最適化を達成するためには、従来のシングル溶接では溶着速することで、大電流域においても安定したスプレー移行度が足りないためサイクルタイムが満足できず、タンデを実現する「大電流MAGProcess」を開発しました。このム溶接法では溶接箇所に対するロボットの動作範囲不プロセスは溶接電源AB500の2台並列接続仕様と、専用足等の懸念がありました。水冷トーチRTW601との組合せにより、一例として、溶接本システムの導入時は、溶接対象への適用上からタ電流600Aによる脚長15mmの1パス溶接を実現します。ンデム溶接法ではなく、シングルトーチによる大電流溶ワイヤは本プロセス専用のものとして、溶滴移行の安定接法として、従来の溶接電源1台による溶接に対し、溶化や耐気孔欠陥性の向上、スラグ生成を適正化したも接電源を2台並列接続させた構成と従来のソリッドワイのを使用します。また、2台ある溶接電源の制御は溶接ヤの組合せによる大電流溶接施工として設備仕様を決電源間で自動的に行われるため、作業者にとっては従定しました。この施工法においては、高電流域で発生す来どおりのシングルトーチ仕様と変わりない操作性で使るローテーティング移行の影響により、多量のスパッタ用できます。4.2タンデム溶接法との違い発生や、大気を巻き込んで気孔欠陥が発生する可能性が高まることから、使用可能な電流域は480A前後までとの限界もありました。しかし、大電流MAGProcessとま高能率施工法の従来技術としてタンデム溶接法があではいかないものの、溶着速度の向上によりサイクルタります。タンデム溶接法では2電極から発生する磁場にイムの目標値を達成するとともに、欠陥のない安定したよって生じるアーク干渉に対し、埋もれアーク化(先行す溶接(図11、12)と綺麗なビード外観(図13、14)を得るこるアークが溶融池の中に埋もれているような状態)によとができました。ってアークの安定化を図り、大電流での健全なビード形成と溶接速度向上を可能としています。また、溶込みを確保しながらの高速溶接、2電極による入熱の分散、溶接垂れが少なく水平隅肉溶接にも適しているといった特図11:溶接状況1-4-図12:溶接状況2


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