技術がいど2012-201501


>> P.154

技術レポート[vol.542014-4]②シールドノズルの清掃回数低減によるサイクルタイムのものを大きく短縮することまではできていませんでした。の短縮。その理由として、③ワークに付着するスパッタ量も低減されるため、スパ①複数の溶接線のプログラムを作成する場合でも1本ッタ除去作業時間が短縮。(写真1)単位での教示作業が必要プロセスによる低スパッタ化によって、サ②類似プログラムを編集して再利用するとしても多くのイクルタイムの削減と合わせて溶接部の品質安定化も教示点を編集する作業が必要大いに期待することができます。の2点があげられます。本展示では鉄骨コラムコア溶接の作業効率に大きく寄そのような状況の中、多品種少量分野では、顧客ニー与する搭載2アークコア連結溶接システムズに応えるため、ワーク仕様の変更のたびに教示作業を用いて、2アーク溶接におけるプロセスのを行う必要があり、教示作業の簡便化とさらなる時間短低スパッタ性をご覧頂きます。縮が求められています。3.2背景Off-lineTeachingSystem械や特殊車両のフレームやパネルがあります。これらの特徴は、直線の溶接線を多く有し、同じような部材がなお、多品種少量分野のワークの一例として、工作機現在の溶接ロボットは、実機ロボットを使用した教示異なる位置に配置されることやそのサイズが異なる点方法が主流となっていますが、実機による教示作業のにあります。(図3)課題の1つとして『教示中は生産ラインを停止させる必要これらの課題に対して、基本となるプログラムを作成がある。』ということがあげられます。しておき、類似形状ワークの3DCADデータから抽出したこの課題に対しては、パソコン上で教示プログラムを溶接線にこのプログラムを割当てることで、簡単に新た作成できるオフライン教示ソフトが有効となります。(図2)なプログラムを作成できる「派生プログラム生成機能」しかし、これまでのオフライン教示ソフトでは教示時間そ(図4)を開発しました。図3多品種少量生産分野の溶接対象ワークのイメージ写真1と従来法の溶接状況比較図2Off-lineTeachingSystem(オフライン教示ソフト)-2-図4派生プログラム生成機能のツール


<< | < | > | >>