技術がいど2012-201501


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途は多い。ロタでは、ヤシの枝を切り、そこから流れを助けたという。リフー島を訪ね、島全体を覆うヤシる樹液で「ヤシ酒」を作っていた。ビン一杯に樹液がの木の多さには目を見張る思いがした。インドネシ採れると、冷蔵庫で1週間ほど置き、飲むようだ。果ア・バリ島で今年起こったダイバー遭難事故。たまたたして、ヤシ酒で本当に酔うのか定かではないが。ま流れていたヤシで喉の渇きを潤し、果肉を食べ、<年輪のない、ヤシの木>生命をつないだ。木と年輪は切ってもきれない間柄、と思っていたが、<偉大なヤシの実に感謝!>ヤシの木を輪切りにした木材を見て驚いた。じっくり僕も最近、ヤシの実で助けられたことがある。2年探してみても、樹齢を示す、例の丸い輪がない。「そ前、海中を泳ぐ象の撮影でインド沖の離島を訪ねたうか、年輪のない木があるんだ!」四季がある場所ときのこと。水中撮影の当日まで、下痢が続いた。2での木は年輪があって、常夏の樹林はないのだろう日間、まったく食べ物を受け付けない状態だったが、か?4トンの象の水中撮影をなんとか、無事、こなすこと思い巡らしていると、島民が、「ヤシの木は50年ができた。だが、体力消耗、はなはだしい。たまたま、以上生きることができるよ!」という。撮影現場のビーチに近い村を訪ねると村人がヤシ年輪がないのにどうしてわかるのか。訊ねてみるの実を売っていた。僕はこれに飛びついた。安心しと、「おじいちゃんやおばあちゃんがそう言ってるんて飲め、しかも栄養がある。大きな実の果汁を一挙だ!」とのこと。東南アジアや太平洋の島々に多いに飲み干した。体中に染み渡り、すぐ直後から体調ヤシは、10本あれば生きていけると、家の敷地内にが回復し始めたのだ。これには僕も驚いた。偉大なヤシを植える家族が多い。1本のヤシは、枯れるまヤシの実のパワーに感謝!での間、数千個のヤシの実を産み出すという。まさに魔法の木だ。ヤシは家族を守り、恵みを与える。<ヤシの実が渇水の危機を救う>ココナツミルクとして知られるヤシの果汁。実を割るとたっぷり透明な液体が入っており、栄養価も高い。特に注目するのは、この透明感の果汁。堅い殻に守られ、外からの雑菌の侵入を防ぐ。南太平洋に位置するニューカレドニア諸島の離島、リフー島では、ヤシの実が、長期の日照りと渇水で危機を迎えた島民島に広がる熱帯樹林。木々の深い緑の絨毯とその上を飛ぶ白い鳥。島に降る雨、太陽が生み出す数々の果物。島で人気のテテト・ビーチで楽しむ島の子供たち。


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