技術がいど2012-201501


>> P.182

認定、認証皆さんは溶接材料を販売する際にその溶材が認認定(材料認定)は、船を構成する重要な部品、材料定、あるいは認証されていることを要求された経験はには欠かせないもので、船級協会毎に取得します※。ありませんか?TÜVは、ドイツを起源とする検査機関で、圧力容器分溶接材料に限らず、重要な製品(建築物、船等)に野に強みがあり、EUに関係するプラント、発電所等で用いる溶接材料等の部品、要員、サービスは、その用いる材料にTÜVの認定が必要になることがしばし適用にあたって、生産者、使用者から独立した第三ばあります。者によって、その品質、機能、能力が証明されている溶接材料の認定、認証を発行する第三者は、溶接ことを条件とする場合があります。この第三者による材料そのもの、そして溶接材料の製造工程について証明を認定(船級、TÜV等)、あるいは認証(JISマー審査、試験を実施しており、お客様は、認定、あるいク、CEマーク等)と呼んでいます。は認証されている溶接材料をご使用になることで、信JISマーク、CEマークは、溶接材料がそれぞれJIS頼性の高い製品を作製することができます。規格、EN規格に適合していることを認証するもので、神鋼の溶接材料は上記の各種認定、認証を取得認証する第三者はJQA,JICQA等複数ありますが、したものが数多くあり、第三者、ひいてはお客様に信根拠となる規則はJISやENといった公的規格です。建頼されているものと自負しております。今後とも、この設・橋梁市場で用いられる材料は、日本ではJISマー信頼を裏切らない溶接材料を供給して行く所存でク、EU圏ではCEマークが必要になります。す。これに対して、船級協会やTÜVによる認定は、※NK,LR,ABS,DNVをはじめとして、世界には多く各々の第三者が独自の規則に基づいて、規定を満の船級協会があります。船級協会は保険と密接な足していることを認定するものです。船級協会による関係があり、船が登録されている船級協会によって、保険の料率が決まります。各々の船級協会は、自協会で登録する新造船について、その堅牢さ、性能を保証するため、認定された材料(材料認定)、認定された施工法(施工認定)、認定された要員(技量認定)で建造するよう規定しています。((株)神戸製鋼所溶接事業部門技術センター品質保証室今岡進)ISマークJISマークJ船級2014年7月船級船級543JISマーク


<< | < | > | >>