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次にFR鋼用溶接材料について説明します。FR鋼は高温耐力を保証するため、Mo,Cr,Nbなどの合金元素が添加されていますが、一般鋼と同等の溶接性を得る目的から、炭素当量や割れ感受性組成を低く押さえるよう設計されています。接合部についても常温時・火災時とも母材と同等以上の必要耐力を確保する必要があり、表に示す専用の溶接材料を使用する必要があります。ガスシールドアーク溶接用には、ソリッドとフラックス入りワイヤがあり、後者には①全姿勢溶接の作業性に優れているチタニヤ系と②高能率なメタル系および③耐ピット性に優れた作業性のよいすみ肉溶接用メタル系ワイヤが揃えられています。いずれのタイプも種類の強度レベルのものがあります。一般鉄骨工場では、軟鋼N/!級ソリッドワイヤが一様に使用されています。このため数量管理主体の工事情報収集活動になりがちです。FR鋼の工事情報をより早く入手し、今回紹介の溶接材料のPRをよろしくお願いします。(!神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター南東北・北関東担当)笠原和夫年月号(春号)|10FR鋼(SM490A-FR)一般鋼(SM490A)217N/mm2)100200300400500600700温度(℃)図FR鋼と一般鋼の耐力比較例5004003002001000耐力(N/mm2)JIS規格種類ZYGWソリッドZYFW-CRZYFW-CDRZYFWC-MZYFW-CDMZYFW-CMZYFW-CDMFCWスラグ系FCWメタル系FCWメタル系銘柄MG-FRMG-FRDW-FRDW-FRMX-FRMX-FRMXF-FRMXF-FR使用区分特徴下向き・横向き・すみ肉用高電流用ワイヤ全姿勢用作業性が優れ外観が美しいワイヤ下向き・横向き・すみ肉用高能率で作業性が優れているワイヤすみ肉用耐ピット性に優れたすみ肉用ワイヤ表FR鋼用ガスシールド溶接用ワイヤ