新人営業マンのための溶接基礎講座


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※本稿は掲載当時の情報です。詳しくは(株)神戸製鋼所にご確認ください。新人営業マンのための溶接基礎講座「各種鋼材とその溶接材料について」第回『造船用鋼板(一般鋼)の溶接について』①②日本国内の造船所で建造されている船は、小型船(内航船)小規模な造船所で建造されている。中大型船(外航船)中規模以上の造船所で建造されている。に分けることができます。小型船は、一般的にJIS規格鋼材を使用し、一般にJG(JapanGovernment)船と呼ばれ、国土交通省の管轄となります。中大型船は、各船級協会の認定規格鋼材を使用し、船級規格に従い、建造されます。船級協会とは、船舶所有者の希望により所有する船に格付けする団体機関のことです。海上保険業者や荷主は、その格付けにより船舶そのものを見なくても、船体や貨物に保険をつけることができます。船級協会の主な業務は、以下のとおりです。①②③④船舶の構造検査および船級登録に関する規則の発行船級の登録、船級の検査および満載喫水線の指定船名録(Register造船材料、船舶品の試験および検査Book)の発行表各船級協会の略号国日名本イギリスアメリカノウルエーフランスドイツイタリア韓中台国国湾略号NK*LR*AB*NV*BV*GLRIKRCCSCR*が代表的な船級と言われています。11|年月号(秋号)また、主な海運国にはそれぞれの船級協会が存在し、表に主な船級協会に示します。ここでは、各船級協会の認定の必要な中大型船の商船に用いられる、船体構造用鋼材、主に軟鋼および高張力鋼の溶接について、日本海事協会(NK)の規格を例として説明いたします。.船体構造用圧延鋼材について軟鋼材については、切り欠き靭性の試験温度(ねばさ)によりA.B.D.E.のグレードに分類されています。高張力鋼については、その降伏点のレベルによりそれぞれ、N/!以上、N/!以上、N/!以上、の種類にわけられています。また同一強度の鋼材であっても、その切り欠き靭性の試験温度(ねばさ)によりA.D.E.F.のグレードに分類されています。船体構造用圧延鋼材の規格を表に示します。.溶接材料について船体構造に用いられる溶接材料についても、被覆アーク溶接棒、ガスシールドアーク溶接材料、など溶接法ごとに軟鋼、高張力鋼などの鋼種のグレードに対応する溶接材料のグレードが規定されています。溶接材料については、被覆アーク溶接棒について、種類のグレード、ガスシールドアーク溶接材料については、ないし種類のグレードに分類されています。溶接材量のグレード別適用鋼種について表に、また軟鋼・高張力鋼用半自動溶接材料(ガスシールド溶接)NK規格を表に示します。表グレード別適用鋼種溶接材料の種類軟鋼高張力鋼グレードグレードグレードグレードA級鋼ABD級鋼ABDE級鋼A級鋼AD級鋼ADE級鋼ADEF級鋼


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