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たとえば、一般的に多くの造船所で使用されている、全姿勢用炭酸ガスシールド用溶接ワイヤDWZ-や無機ジンクプライマー鋼板のすみ肉溶接に使用されるMXZ-の場合はグレードKSWG(C)NK規格の材料認定を取得しており、軟鋼のA.B.D級鋼から、YP,級高張力鋼のA.D級鋼までの溶接に使用できます。また仮付け溶接によく用いられる被覆アーク溶接棒LB-Tは、グレードKMWHH(NK)の材料認定を取得しており、軟鋼のA.B.D.E級鋼、YP,級高張力鋼のA.D.E級鋼の溶接に使用できます。ところで、材料認定を取得した材料であれば、すぐに船舶の建造に使用できるとはかぎりません。造船所はこれらの材料を用いて各船級協会の施工承認試験を受験し、合格してはじめて、実際の施工に使用することができます。営業マンとしては、造船所に新規に溶接材料を採用して頂いたり、PRするときは、建造する船の船級の種類や使用する鋼材の規格を造船所に確認すると共に、カタログやメーカー確認などにより溶接材料の材料認定の取得の有無を確認してからお勧めする必要があります。(!神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター)矢内信一T-L-衝撃試験吸収エネルギー個の平均以上以上以上以上以上以上以上以上表NK鋼材規格(船体用圧延鋼材)引張試験種類記号降伏点又耐力(N/!)引張強さ(N/!)試験温度(℃)軟鋼高張力鋼KAKBKDKDKAKDKEKFKAKDKEKFKAKDKEKF以上〜以上〜以上〜以上〜------------表NK、軟鋼・高張力鋼用半自動溶接材料(ガスシールドアーク溶接)以上(以上)以上(以上)-----衝撃値温度(℃)(J)年月号(秋号)|10鋼軟種鋼降伏点(N/!)以上引張強さ(N/!)伸び(%)〜(以上)Y,級鋼以上〜(以上)以上Y級鋼以上〜(以上)グレードKSWKSWKSWKSWKSWKSWKSWKSWYKSWYKSWY引張強さの欄(***衝撃値の()内の数値は、突合せ溶接の規格値を示す。)の数値は、立向突合せ溶接の規格値を示す。